QuizKnock監修!「答えのない問題」と楽しく向き合える、思考力を鍛える次世代本!

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更新日:2022/5/13

10歳からできる 自分のあたまで考えること
10歳からできる 自分のあたまで考えること』(QuizKnock、どう解く? 制作委員会/ポプラ社)

「子どもたちには自分のあたまで考える力を身につけてほしい」。そう願うお父さん・お母さんは多いだとう。だけれども、「考える力」はどうすれば伸ばすことができるのだろう。「何かいい教材があればいいけれど…」。そんな風に悩んでいるご家庭にオススメしたい本がある。

 その本とは、クイズプレイヤー・伊沢拓司さん率いる東大発の知識集団・QuizKnock監修の『10歳からできる 自分のあたまで考えること』(QuizKnock、どう解く? 制作委員会/ポプラ社)。学校で出される宿題やテストの出題は答えが一つしかない問題が多いが、世の中には、人によって答えのちがう問題がたくさん転がっている。そんな「答えのない問題」に向き合う大切さを体験することができるのがこの本。小学生が主人公の導入まんがで「自分のあたまで考えるやり方」が学べる他、ワーク形式で「答えのない問題」を考える方法や、自分で問題を作る方法を紹介。実際に問題を解いたり、問題を作ってみたりすることによって、自分のあたまで考える練習ができる学習実用本だ。

10歳からできる 自分のあたまで考えること

10歳からできる 自分のあたまで考えること

 たとえば、「答えのない問題」を考えるワークとして最初に取り上げられているのは、「どうして正義のヒーローは、悪者を殴っていいんだろう?」という問題。大人でも難しく感じる問題だが、この本では、思考力をみつけるためのヒントやテクニックがたくさん掲載されているから、それを参考にしつつ、順番にワークをこなしていくことで、誰でも自分の考えを整理していくことができる。「難しいことを考えるのが苦手」「自分の考えを言うのが苦手」という子でも、楽しく考える練習をすることができるに違いない。

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10歳からできる 自分のあたまで考えること

10歳からできる 自分のあたまで考えること

10歳からできる 自分のあたまで考えること

 この本でたくさんの「答えのない問題」に向き合ううちに、自然と他の人の意見にも興味が湧いてくる。QuizKnockのメンバーや小学生たちが考えた答えが紹介されているのも面白いし、家族や友だちと話し合うのも勉強になる。「いろんな考えがあるんだ!」「自由に楽しく考えていいんだ!」と、子どもたちがそんな発見をするに違いないこの本を、あなたの家でも試してみてはいかがだろうか。

文=アサトーミナミ

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