股関節をほぐす×鍛えるだけで即やせできる! 大人気トレーナーが伝授する究極のやせトレ「股関節ムーブ」とは?

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公開日:2022/5/28

脚を動かすだけで下半身から即やせ! 股関節ムーブ
脚を動かすだけで下半身から即やせ! 股関節ムーブ』(miey/学研プラス)

「食事制限してもおなかがヘコまない」「やせても太ももだけはムッチリしたまま」…。あなたは思うようにやせない体に悩んではいないだろうか。そんな人たちに共通しているのが、股関節の硬さ。やせにくい人は、必ずといっていいほど股関節がガチガチに固まってしまっているらしい。

 SNS総フォロワー数125万人超えの大人気トレーナー・mieyさんによる『脚を動かすだけで下半身から即やせ! 股関節ムーブ』(miey/学研プラス)は、股関節をほぐすことで美ボディを手に入れる方法を教えてくれる1冊。

 mieyさんによれば、股関節が硬いと、下半身太りを招く姿勢になりやすく、ボディラインを引き締めるための筋肉がうまく使われない。股関節がスムーズに動かせるようになれば、筋肉のバランス、骨格の歪みが整えられ、おなかも脚もグングン細くなるのだそう。

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 mieyさんの提唱する「股関節ムーブ」は、脚をゆらゆらと動かし、股関節を効率的に刺激。とっても簡単に股関節周りの筋肉のストレッチや筋トレを行うことができるのだという。

 本書では、股関節のサビつきチェックの他、「股関節ムーブ」のメソッド、パーツやせの追いトレを公開。その内容を元に、股関節を正しく動かす方法をほんの少しご紹介しよう。

まずは「準備ほぐし」で筋肉のアンバランスを整えよう

 股関節をいきなり動かそうとすると、股関節の動きづらさや筋肉のツッパリを感じることも少なくはない。股関節を動かす前に、まずは「準備ほぐし」にトライしてみるといいだろう。mieyさんによれば、「準備ほぐし」だけでも、関節の歪みや筋肉のアンバランスを正す効果を実感できるという。

 本書では6つの「準備ほぐし」が紹介されているが、たとえば、「セルフひざ倒し」は、股関節の動きを邪魔する外もものハリを改善するストレッチだ。

 まず、両ひざを立てて座り、手を体の後ろにつく。次に、右ひざを内側に倒し、その上に左の足の裏を乗せてゆっくり押さえていこう。この時、ひざが床につかなくても大丈夫だが、お尻を浮かせてしまうと、ほぐし効果がなくなってしまう。息を吐きながら。お尻を床につけたまま倒せるギリギリで20秒キープしてみよう。今度は、左右の足を変えて、同様に20秒キープ。やりにくいと感じた側は、さらに20秒ほど追加すると、股関節の詰まりを解消することができるのだそうだ。

「股関節ムーブ」でおなか・お尻・脚の筋肉を活性化しよう

「準備ほぐし」で股関節がほぐれたら、いよいよ「股関節ムーブ」で股関節と下半身の筋肉を鍛えてみよう。股関節は、屈曲、外旋、内旋、外転、内転、伸展という6方向の動きができる関節だが、すべての方向にスムーズに動かせる状態でないとボディラインは引き締まらない。

「股関節ムーブ」では、6つのエクササイズで、すべての動きをコンプリート。股関節を柔軟にし、股関節まわりのインナーマッスルが刺激することで、体型を整えていくのだ。方法は簡単。椅子につかまって、脚を6方向にゆらゆらと動かすだけだ。

 たとえば、脚を引き上げ、股関節を屈曲させる「ニーアップ」は、下腹をヘコませる効果があるエクササイズだ。まずは、椅子の背や壁に左手を添えて、右足のかかとを軽く浮かせ、体重を左脚で支えるように立つ。次に息を吸ってスタンバイした後、息を吐きながら、ゆっくりと下腹の力で右脚を上げていこう。股関節とひざが90度になるまで上げたら、元の姿勢に戻り、これを15回繰り返し、逆も同様に行う。股関節が硬いと腰が丸まりやすいが、腰を丸めず体幹を真っすぐキープするように意識しよう。この動作を行うことで、背骨から大腿骨へと伸びるインナーマッスル・大腰筋が刺激される。下腹を鍛えるとともに、猫背の解消にもつながるのだそうだ。

 股関節は本来6方向にスムーズに動くもの。「股関節ムーブ」の6つの動きをまんべんなく行うことが、おなかや脚やせの近道となるというから、その他のエクササイズの詳細は、ぜひとも本書を見てみてほしい。継続して股関節を動かせば、日常生活でも筋肉や関節が正しく使えるようになるに違いない。今までうまくやせなかった原因は、もしかしたら、股関節にあったのかも?あなたもこの本を元に、股関節をたくさん動かして、引き締まった体を手に入れよう!

文=アサトーミナミ

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