ヨシタケシンスケ×又吉直樹が紡ぐ「その本は」から始まる約50の物語! 感涙必至の『その本は』

文芸・カルチャー

公開日:2022/6/10

その本は
その本は』(ヨシタケシンスケ又吉直樹/ポプラ社)

 2022年7月13日(水)、芥川賞作家で芸人の又吉直樹氏と、大人気絵本作家ヨシタケシンスケ氏の共著『その本は』(ポプラ社)が刊行されることが決定した。偉大な2人のコラボレーションに、ネット上では早くも「おもしろそう!」「スゴい本になること間違いなしだな…」といった期待の声が続出している。

 本の好きな王様がいた。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えない。王様は2人の男を城に呼び、「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」と願う。旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、一夜ごと十三夜にわたって王様に語っていく――。

 第1回「こどもの本総選挙」の授賞式で、2人が話していた内容に端を発した今回のコラボ。世界中のさまざまな「本」をお題にした大喜利合戦のように両者がアイデアをぶつけあうことで、どこにいても想像を羽ばたかせて大冒険に出かけられるという「本」の本質や可能性に気づかされる、深い一面もある作品に仕上がったという。

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その本は

その本は

 読書好きや2人のファンからは、「これは気になる…」「意外なコラボで驚いた! でも絶対に素晴らしい作品になると思う!予約します!」「あら! 又吉さんとヨシタケシンスケさん! ヨシタケさんの作風も“1つのお題に100通りの妄想をしてみる”ような大喜利っぽい感じだし、又吉さんとの共著も面白そうだな。買おう」「又吉先生とヨシタケシンスケ先生の共著…。大作家2人の融合でどんな名作が生まれるのか…。これは楽しみだな」「楽しそう! 挿絵はどれくらいあるのかなぁ」「あらすじからして引き込まれる。きっと不思議で面白い世界を見せてくれるはず!」「抱腹絶倒・感涙必至の本の旅…か…。どんな世界観なのか興味ある」などの声が寄せられており、ネット上ではすでに話題の一冊として大きな注目が集まっている。

「その本は」の書き出しから始まる約50の物語…。泣ける、笑える本はもちろん、ホラーテイストや深く心を打たれる本まで、「本」にまつわる想像力がどこまでも広がる一冊とのこと。2人の偉大な作家の邂逅は、一体どんな物語を紡ぐのだろうか。興味のある人は、ぜひチェックしてみてほしい。

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