7億円が当たる確率は20万年に一度!? 日常に隠れている数学で人生を解くヒント/面白くてやめられない! 人生の数学

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更新日:2022/7/20

 先のことは不確定で、正解のわからない問題も多い日々の生活。だけど、日頃の悩みや疑問が数学の公式や方程式を使って解決に近づいたり、自分の向かう未来が見つかる指標になり得るとしたら…?

「数学のお兄さん」として人気の横山明日希さんが監修した書籍『面白くてやめられない! 人生の数学』は、中学・高校で習う数学を応用し、日常生活でのさまざまな出来事や行動を説明して、人生にヒントを与えてくれます。

 7億円が当たる確率は⁉ 元恋人と復縁する確率は⁉ ――実は数学で説明することができる、人生に役立つ知識や雑学を解説。数学嫌いの人、数学なんて役に立たないと思っていた人ほど、本書を読めばこれからの人生がもっと面白くなるはず⁉

 夢のジャンボ宝くじ1等当選は自分の身にも起こりうるのでしょうか。日常生活で起こるさまざまな出来事を数学と絡めて考えてみましょう。

※本作品は横山明日希監修の書籍『面白くてやめられない! 人生の数学』から一部抜粋・編集しました

面白くてやめられない! 人生の数学
『面白くてやめられない! 人生の数学』(横山明日希:監修/宝島社)

はじめに
数学は知れば知るほど面白い

 人生において、人はそれぞれ、さまざまな悩みを抱えていることと思います。将来のことや恋愛のこと、健康のこと、これから起こり得ることに対する漠然とした不安……。挙げ出したらきっとキリがないでしょう。もちろん、先のことは不確定ですし、完全に先を見通すことは難しいといえます。

 しかし、こうした悩みも数学の公式や方程式を用いることで、解決に近づいたり、自分の向かう未来が見つかる指標になり得るのです。

 たとえば、恋愛において素敵な異性と出会えても上手に話せず、先につながらないことが多いといった悩みを抱えている人がいたとします。一方で、恋愛において異性と距離を縮める能力に長けている人は、どのような考えのもとで行動をとっているのでしょうか? 実はこのような人たちがとっている行動は、数学を用いて説明することができるのです。

 本誌は、先に例を挙げたような人生におけるさまざまな事象と数学を絡めて面白く、そしてわかりやすく紹介し、解説しています。数学に興味関心が強い人はもちろんのこと、数学がとても苦手という人でも楽しんで読んでいただける1冊になっています。

 また、本誌は日常生活に関わることから、知っておくと役立つ知識、仕事に関すること、そしてちょっとした雑学的なものまで、多岐にわたって紹介しています。気になる章の気になる項目から読んでいただいても大丈夫です。ぜひ、「気になる」「知りたいかも」といった直感や、自分の悩みに当てはまりそうだと感じた項目から、読み進めていただけたらと思います。

 数学に苦手意識を持っている人は、おそらく数学を解くうえで楽しいと感じる瞬間があまりなかったのではないでしょうか? 本誌で紹介する数学は中学・高校レベルで習うものを人生に応用したものになります。章終わりにいくつか復習として問題も用意してありますので、本誌を読んだことをきっかけに、ひとりでも多くの人が「数学って面白いんだ」と感じてくだされば幸いです。

横山明日希

監修者紹介

数学のお兄さん
横山明日希先生

 2012年、早稲田大学大学院修士課程単位取得(理学修士)。数学応用数理専攻。現在は株式会社math channelの代表、日本お笑い数学協会副会長を務めながら、数学の楽しさを世に広めることを目的とし「数学のお兄さん」として活動している。これまでに、数学と異分野を組み合わせることで、数学をより身近に感じることができるような授業や講演などを全国約200カ所以上で実施。2017年には国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)のサイエンスアゴラで、サイエンスアゴラ賞を受賞した経歴も持つ。著書に『笑う数学』(KADOKAWA)、『数式図鑑』(講談社、ブルーバックス)、『読み出したら止まらない!文系もハマる数学』(青春出版社)、『10歳からのおもしろ! フェルミ推定』(くもん出版)などがある。

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