小学生の女の子に恋をする。いつも彼女を見つめる、その人物とは…?【初恋の女の子】/意味がわかると鳥肌が立つ話⑫

文芸・カルチャー

公開日:2022/9/24

大好評につき、3話分追加連載が決定! 編著:蔵間サキ、絵:toaiの小説『意味がわかると鳥肌が立つ話』から厳選して全13回連載でお届けします。今回は第12回です。累計400万部突破の超人気「5分後に意外な結末」シリーズの公式ライバルシリーズ「5分後の隣のシリーズ」の『意味がわかると鳥肌が立つ話』。何気ない物語の数々が、読み進めると意外な展開に変わる! その変貌ぶりに、思わずぞわっと鳥肌が…! 怖いだけでなく、感動や笑いなど、全80編以上のさまざまなタイプの「鳥肌」が立つ物語をお楽しみください。ぼくの初恋の相手は同級生ではない女の子。彼女の姿は、体育の授業のときにしか見ることができない。その理由とは――。

【怖い場面あり、苦手な人は閲覧注意!】

意味がわかると鳥肌が立つ話
『意味がわかると鳥肌が立つ話』(蔵間サキ:編著、toai:絵/Gakken)

初恋の女の子

 ぼくの初恋の女の子は、夢川愛理ちゃんだ。

 ぼくは彼女とは同級生ではないから、体育のときにしか彼女を見ることができない。

 椿谷ヶ浦小学校では、体育の授業が5、6年生合同で行われる。

 今日は、運動会に向けてのリレーの練習だった。

 色違いのゼッケンをつけた生徒が、校庭を元気よく走る。

 愛理ちゃんは、アンカーに選ばれたらしい。大役だ。さすが愛理ちゃんだ。

 応援しなくちゃ、と思ったが、声を出して注目されるのは恥ずかしかったから、ぼくは心の中で「がんばれ、がんばれ」って応援し続けた。

 愛理ちゃんが颯爽と走る姿に、ぼくはついつい見とれてしまう。ぼくは、運動がそんなに得意じゃないから、あこがれの気持ちがより強くなるのかもしれない。

 心の中で応援していると、彼女が1番でゴールした。

「やったー!」

 と嬉しくて叫ぶ。

 無邪気に喜ぶ姿がかわいくて、ぼくはますます愛理ちゃんのことが好きになった。

意味がわかると鳥肌が立つ話

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