「心」「人づきあい」「モノ」「お金」「不安」の5つを軸にして自分を整える。その方法は?/自分を整える 手放して幸せになる40のこと

暮らし

公開日:2022/10/9

 無意識のうちに自分の行動に制限をかけ、窮屈さを感じる。本当はもっと自分の思いどおりに過ごしたいと願いながらも、どこかに不安を抱えながら生きている人は多いのではないでしょうか。

 そんな毎日から抜け出して、自分らしく幸せな人生を歩んでいくために、『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』では、著者の永松茂久さんが、多くの人が必要以上に抱え込んでいる悩みや不安など、手放すことから始まる「自分を整える」方法をわかりやすくご紹介します。

「遠慮」や「ガマン」をやめ、「しがらみ」や「見栄」を手放す方法とは――?

自分を整える 手放して幸せになる40のこと』は、あなたがもっと楽に楽しく生きていくためのヒントが詰まった1冊です。

 手放すべき存在は「自分の気分を下げるもの」。対象を明確にすれば「必要」「不必要」の判断がしやすくなります。

※本作品は永松茂久著の書籍『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』から一部抜粋・編集しました

自分を整える 手放して幸せになる40のこと
『自分を整える 手放して幸せになる40のこと』(永松茂久/マガジンハウス)

03 ひとりでハッピーになれることを探す

「心」「人づきあい」「モノ」「お金」「不安」に対する考え方を棚おろしする

 さて、では自分を整えるために「何を手放したらいいのか」、もしくは「何を手に入れたらいいのか」を具体的に書いていきましょう。

 手放すべき存在、それは大きく言うと「自分の気分を下げるもの」であり、その対象は明確な存在のほうが理解しやすいと思います。

 

 大きく分けて「5つの存在」で考えていきましょう。

 それは「心」「人づきあい」「モノ」「お金」、そして「不安」です。

 余計な思考を手放す。
 無駄な人づきあいを手放す。
 使わないモノを手放す。
 お金に対する考え方を手放す。
 不安を手放す。

 この5つを中心に考えていくと、あなた自身にとっての「必要」「不必要」が徐々に整っていきます。

 そして、この判断の基準は冒頭から何度も繰り返してきた「気分が上がるか? 気分が下がるか?」です。

 

他者が介在しない幸せを見つけよう

 自分の気分を上げてくれるものを見つけるとき、もう1つ覚えておくといい大切なことがあります。

 それは「自分ひとりでできることに絞り込む」ということです。

 たとえば「おしゃれなカフェに行くこと」や「映画を観ること」はあなたひとりでできます。

 しかし、ここに他者を入れてしまうと、相手の出方次第で、あなた自身の幸せや不幸が左右されることになってしまいます。これでは成功確率がグッと下がってしまうのです。

 ですから、まずはあなたひとりでできることに絞り込んでみましょう。

 そうすることで、周りがどうであろうがあなたは自分のできることをコントロールできるようになりますし、幸せを自分の手でつかむことができるようになります。

 周りの人が介在する幸せは、「自分自身が気分が上がる状態をキープできるようになってからの、次のステップである」と覚えておいてください。

 

自分の幸せを人にゆだねない

 人は誰もが、自分のことにいちばん興味がある生き物です。

 よほどの仙人のような人をのぞいて、みんなが自分の考え方や自分の都合を最優先に生きています。

 

「あの人がもっとこうしてくれたら幸せになれる」という考え方、たとえば、「夫が週末、もっと家のことをやってくれたら」

「子どもがもっと勉強をしてくれたら」

「パートナーがもっと頻繁に連絡をくれたら」

 などでしょうか。

 このように、相手がどう動くかという「たられば」を求めることは、ある意味ギャンブルです。

 そう動いてくれればあなたは幸せに生きることができますが、もしそれが叶わなかったとき、あなたの気分は大きく下がってしまいます。

 そうではなく、まずはあなたが自分ひとりで気分を高めることができたとき、あなたの心は安定し、周りに対してもゆとりを持つことができるようになるのです。

気分が自然に上がるコツ03
「心」「人づきあい」「モノ」「お金」「不安」という5つを軸にして自分を整える

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