世界には、あごひげに税金がかかる場所があった!?/まもれる? まもれない? ルールびっくり事典

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公開日:2022/12/13

世界の国々には意味不明だったり、ありえないことを禁じたりする法律・条例がいっぱい!『まもれる? まもれない? ルールびっくり事典』(こざきゆう:文、カケヒジュン:絵/ポプラ社)では、そんな世界のびっくり法律・条例を紹介しつつ、なぜそんな法律ができたのかを時代や文化的な背景を交えながら解説します。

まもれる? まもれない? ルールびっくり事典
まもれる? まもれない? ルールびっくり事典』(こざきゆう:文、カケヒジュン:絵/ポプラ社)

あごひげを生やすなら税金をはらうこと

17世紀ロシアのルール

まもれる? まもれない? ルールびっくり事典

 あごひげに税金をかけるルールは、17世紀末に、ロシアの改革者だったピョートル大帝が、それこそ「最優先」で推し進めた改革だった。

 というのも、当時のロシアでは、あごひげは男らしさのシンボルだった。でも、ヨーロッパの先進国では、男性がひげをそるのが一般的になっていた。ロシアを近代化しようと、大帝はあごひげを禁止にしちゃったんだって。

 どうしてもあごひげを生やしたい場合は許可証が必要で、しかもめちゃくちゃ法外な税金をとられたんだ。

 でも、あごひげが生えているなら絶対に税金はらえ、というわけでなく、キレイに整えていれば税金はゆるされたんだって。逆にいえば、多くの人はあごひげを雑に生やしていたってこと?

こんなルールも

他人をバカにする書き物を家で見つけて、書いたのがだれかわからないときは、人目につかないうちに破り捨てるか焼き捨てなければならない。(ローマ帝国)

<続きは本書でお楽しみください>

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