「浮気者」を一字で表す漢字とは?/奇妙な漢字

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公開日:2023/1/18

この世に存在する、奇妙な漢字。思わず「本当にあるの?」と疑ってしまう漢字の意味や起源を紹介する1冊が、『奇妙な漢字』(杉岡幸徳/ポプラ社)。ビジュアルがインパクト大の漢字から、とにかく画数が多すぎる漢字など、盛りだくさん! 起源をたどれば、教養書としても読めるかも!?

奇妙な漢字
奇妙な漢字』(杉岡幸徳 /ポプラ社)

奇妙な漢字

?部?画(84)
訓:たいと・だいと・おとど
意味:未詳

もっとも画数の多い漢字

 ほとんどの辞書には載っておらず、長い間実在さえ疑問視されてきた「幽霊文字」である。もっとも画数の多い漢字でもある。人名に使う。

 ただし、こういう名前の人が実在するという明晰な証拠はない。一九六〇年代、ある証券会社に一人の男が現れ、「たいと(※実際には冒頭の漢字)」と書かれた名刺を差し出した――という極めて怪しい伝説が残っているだけだ。

 しかし、今ではこの字を店名に使ったラーメン屋まであり、字もunicode に登録されている。幽霊が肉体を持って蠢(うごめ)きはじめたのである。

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