美しすぎる漢字&まるでだまし絵のような漢字/奇妙な漢字

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公開日:2023/1/23

この世に存在する、奇妙な漢字。思わず「本当にあるの?」と疑ってしまう漢字の意味や起源を紹介する1冊が、『奇妙な漢字』(杉岡幸徳/ポプラ社)。ビジュアルがインパクト大の漢字から、とにかく画数が多すぎる漢字など、盛りだくさん! 起源をたどれば、教養書としても読めるかも!?

奇妙な漢字
奇妙な漢字』(杉岡幸徳 /ポプラ社)

奇妙な漢字

二部6画(8)
音:セイ
訓:ととの-える
意味:ととのえる。等しい

役人の勘違い

 美しすぎる。

 いったい、これが本当に漢字なのだろうか。どう見ても、何かの絵かデザインとしか思えない。

 これは「亝」の篆字(てんじ)である。亝は「斉」の古字である。そう、「斉藤」というポピュラーな姓に用いる漢字だ。

 ちなみに、「さいとう」という姓の「さい」は、「斉」「斎」「齊」「齋」「齎」などと極めて多種多様である。これは、役所の人間が漢字を間違えて書いたためとされている。極めてデタラメな話なのだ。

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