男子禁制☆峰なゆかのヒミツの更衣室『3Pの憂鬱』

更新日:2013/12/20

今回のテーマ「3Pの憂鬱」

彼が3P経験者(女性が2人のパターン)だということを知って以来、激しい嫌悪感を抱いています。温厚で真面目なサラリーマン、という彼のキャラクターが大好きだっただけにショックが癒えないのです。私とのエッチは淡白でノーマルです。彼の正体はいったいどこにあるのでしょうか?(M・Mさん)

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付き合う前に3P経験済みの彼氏がいるなんて、幸福なことです
  

 男の人は九分九厘「男なら一生に一度は女二人の3Pってやつをしてみたいよなあ!」と思っています。どんなにマジメそうな彼でも、「Wフェラって憧れるよなあ!」「できればキレイ系とカワイイ系とでキャラ分けされてるといいよなあ!」などとアホのように夢をみているのです。

 男二人の3Pならまだしも、女二人の3Pなんていう実りのない行為に憧れる女子は滅多に存在しませんので、天文学的な確率でビッチ二人から「じゃあ……三人でしてみちゃう?」と誘われるような機会があって、のらない男の方が異常です。

 そして実際に憧れの3Pをやってみて気付くのです。Wフェラはべつだん気持ちよくないこと。AVみたいに二人がかりで男の身体を責めるなんてしてもらえないこと。エロ漫画みたいに、女Aに挿入している間、女Bは自主的にオナニーしたりレズったりしてくれてないこと。となると現実では女Aに挿入している間、女Bはやることがないくせして疎外感だけがあって、もうやることないしラブホのテレビでAVとか見はじめちゃって、その女Bのしょんぼりした後ろ姿見ている俺は、女Aとハメてることも上の空に、己のふがいなさに胃がキリキリ痛むことを。そして無謀にも3Pに憧れていた少し前の自分をとっぷり反省するのです。

 「よくよく考えてみたら、そもそも女一人の身体もさばききれるかどうだか怪しいオレが、よりにもよって女二人を一度に相手をしようなんて、なんておこがましいことを考えていたんだろう。死にたい!」と。「どうがんばったって俺のちんこは一本なんだし、やっぱり一人の女とするセックスが一番だ」と。

 一方、3P未経験の男はそんな事実を知るすべもなく、「あー、3Pって憧れるよなあ……。一人の女とより、二人の女とやったらいつもの二倍気持ちいいんだろうなあ……」というファンシーな欲望を下半身でくすぶらせつづけるわけです。

 これにいくら嫌悪感がうずまいても、まさか彼氏に「おっしゃ、じゃあ今からオマエ3Pして現実を見てこいや」などと言えるほど豪胆な心は持ち合わせておりませんし、その点、付き合う前に自主的に3Pへの夢と希望を打ち砕き済みの彼氏がいるなんて、幸福なことではないですか。