男子禁制☆峰なゆかのヒミツの更衣室『繰り返される男の浮気』

　いろんな女とやればやるほど、どのみちみんなおっぱいふたつにま●こはひとつでたいした違いはなかろうし、そのうちに飽きが来ても良さそうなものですが、浮気性の男は浮気を繰り返します。それは彼の目的が浮気にあるわけじゃなく、浮気がバレることにあるからです。彼女にしくしく泣かれたりプンスカ怒ったりされることで「オレは愛されているんだ」と思えて安心するのです。

「俺の浮気に傷つく女がいる俺」
「何度も浮気されても耐える女がいる俺！」
「それでも俺の浮気しない宣言をぬけぬけ信じて結婚を考えちゃう女がいる俺！！」

　浮気ばかりする男性が、いざ自分の女に一度でも浮気されると恥知らずにもたいへんなショックをうけるのは、「浮気三昧な俺を一途に愛してくれる女がいる俺！」が崩れるためです。うる星やつらの諸星あたるとラムちゃんの関係ですね。

　私が何を言ったところで、あなたはきっとプロポーズを受けるのでしょうし、誰に何を言われなくとも彼はきっと結婚後も浮気を続けるのでしょうし、さて、それを食い止めるためには、彼が愛情を求める前に先手を打って、彼が満足いくまでの愛情を与えるほかありません。

　むこうは浮気相手ともども慰謝料巻き上げられてばっさりフラれるかもしれないリスクをしょってまで強烈に愛されたいと願っているのですから、こちらも手作り愛妻弁当に海苔でLOVEを描くとか、そんな平穏な愛情表現をちまちま並べるわけにはまいりません。

　さあこれからは今までのようにしくしく泣いたりプンスカ怒ったりじゃすみません。ぎんぎんに慟哭して、ギッタンバッタンに激昂すべきです。

「彼の携帯を逆関節に破壊しちゃうほどあなたを独占したい私！」
「彼の悪行と実名と勤務先をネットに晒しちゃうほど浮気に傷ついた私！」
「狂言自殺するほどあなたを愛している私！」

　彼があなたを傷つける事でしか愛されている実感がわかないのだから、あなたも誰かの財産か身体か社会的地位を傷つけるリスクを背負わなくては彼を愛していると伝えられない。やっかいな男との恋路はまたやっかいなものです。