ヒャダイン連載 【第8回】「学校ではあつかえないウラ日本史」を読んで、歴史の面白さを再確認!

2013/8/20

「お伊勢参り」の実態にびっくり!

「飯盛女」っていったらこういうイメージなんだけどな。実際はああいうことなのね…。

 この本では歴史ヒーローだけではなく民衆の性についても軽やかな文体で書かれています。一番びっくりしたのは、江戸時代の流行「お伊勢参り」の実態! 当時の人気観光スポットとして伊勢神宮が君臨していて、江戸から歩いてお伊勢まで行くのが流行だったのですが、男たちにとっては別の楽しみもあったようです。というのも長い道中、色んな籠屋さんで宿泊することになるのですがそこで「飯盛女」という女性とイケナイことをしていたようです。女房子供を江戸に置いて、遊び三昧だったようですね。なるほどー。ずっと謎だったんですよね、お伊勢参りの流行。だって何十日も歩いて東京から三重まで行くんですよ。めちゃくちゃしんどいじゃないですか。今なら新幹線で名古屋駅まで1時間ちょいで行ってそこから乗り換えたらひょひょいと行けますけど、当時は大変なはずなのになんでそこまで、と思っていたら、そういうことだったんですね…。もちろんそれだけじゃないとは思いますが、それの比重もかなりあったということで、納得。

 あと興味深かったのは「不忍池に蓮を見に行きましょう」という隠語。当時からラブホテルのような場所は存在し、それが上野の不忍池周辺に多かったらしく、女性を情事に誘う時直接的なことを言わず、不忍池の名物である蓮を見に行くということにして実際にはチョメチョメという隠語にしていたらしいです。なんか、粋ですね。まあ、蓮を見ないで何を見てんだって話ですが。

衝撃的な昔の人のトイレ事情

 さらに下ネタの一つとして、昔の人のトイレ事情なども掘り下げてくれています。色々あったのですが一番衝撃だったのは平安時代。みんな砂が入った携帯型トイレを持ち歩き、それを部屋の真ん中に置いていて、しかも貴族は風呂にはいる習慣が無いから体は汗と垢まみれ。部屋は悪臭でひどかったのでお香を常に焚いていたらしいです。平安時代の勝手なイメージは雅やかで、常にいい匂いがしている様だったのですが、実際はそーんな感じだったんですね。うわー。ショック。

 時代は進んで江戸時代。お殿様や側室は小さい頃からトイレに行くときはそれ専門のお供の人がいて、おしりを拭いてもらうことは当たり前だったらしいです。むりむりむりむり! めちゃくちゃ恥ずかしいじゃないですか。しかし彼らは小さい頃から当たり前のようにされていたので何とも思わなかったらしい。それどころか、将軍はお世継ぎを作るという観点から夜の営みも複数人に監視されながらしていたらしいです。テレビでたまにみるサラブレッドの種付け現場じゃないんだから…。価値観が違うと色々変わるものですね。

とはいえ、文化や価値観が変われども、変わることのない人間のリビドーこれが歴史を動かして文化を育て上げてきた一因だと思うと自分もなんか頑張らなきゃなあ、と思います。なにを? てへへ。兎にも角にも、歴史がちょっと好きになる本です。ぜひご一読を。

 

今日の一句

ヒーローも 所詮人の子 あんたも好きねえ(字余り)