山下マヌー連載 「WORLD CALLING」最終回でございます。愛読ありがとうございました！

　独自の視点で集めた海外情報が旅好きな人たちに高い支持を受けている、旅行作家・山下マヌーさんのアプリ体験エッセイ「WORLD CALLING」。この連載では、NTTコミュニケーションズのIP電話アプリ「050 plus」の使い心地や実際に旅先で使ってみた場面を紹介してきました。

　半年間にわたったこの連載も、いよいよ最終回です。今回はこれまでの連載を振り返りつつ、「050 plus」のメリットをまとめていきますよ。

「WORLD CALLING」最終回でございます。愛読ありがとうございました！

　いかにおトクに海外でスマートフォンを使うか、おトクな通話アプリの登場で旅がどう変わるかということに主題に書いてきた当連載。早いもので開始以来もう半年です。その半年の間ハワイ（2回）、グァム、サイパン、タイ、オーストラリア、台湾、それからそれから…。とにかくあちこち行ってきました（全部仕事というのが悲しいけど）。ではその間、果たして通話料は節約できたのかというと、それはもう、相当な節約ができたんは本当です。

　
　連載開始にあたり、「国内外からどの電話にかけても、格安な通話料で話せる」と言われ、インストールしたIP電話アプリ「050 plus」。正直なことを言えば、ホントかよ？ と疑っていましたよ。ところが最初の海外取材で使ってみたところ、日本にいる友人の携帯にかけても、取材先の現地在住の知人にかけても、編集部の固定電話にかけても（つまりどこにかけても）、通話の都度に表示される料金は、あきらかに格安。それって今までの常識ではあり得ないことです。

　話をしながら画像を送れるというのもなかなか快適なサービスでした。今までなら、画像をメールで担当者のPCなどに送っておき、後に「画像見ましたか？」などと電話で確認する（しかも高い通話料を気にしながら手短に）というのが普通の流れ。で、その写真が使えそうになかったりした場合は、再度撮影しに行くという面倒なこともあったのです。ところが画像と電話が同時にできるということは、今撮った画像を送りつつ、その場で電話で確認＆チェックができるということ。時間と手間をかなり省けるようになったのは、限られた時間で取材をしなくてはならない海外では、かなり助かります。

　スマホなどの携帯電話というのは、文字通り携帯する電話。携帯し、常に会話やメッセージがやり取りできる状態になければ、携帯電話とは言えません。しかしながら自分も含め、海外では高い通話料や通信料を気にして、電源をOFFにしていることが多くなかったですか？ それでは携帯ではなく携帯モドキ電話。スマホならこういったアプリを使って、日本の国内電話と同じ、もしくは国や地域によってはそれ以下の料金で通話ができる。海外にいても日本と同じように“携帯”できるというのは素晴らしいことです。「050 plus」を使ってみてよくわかりました。

　携帯電話は現代のお守りともいえるもの。緊急の場合やトラブルに巻き込まれた場合に、力を発揮してくれたりするのも携帯電話。そのためにも、いつでもどこででも、大切な人や緊急連絡先と繋がっていることが大切。読者の皆さんが次回の海外旅行を考えているのなら、持ち物の中に、「繋がるアプリ」をインストールすることをお忘れなく。

　半年間ありがとうございました。次回は海外のどこかで！

山下 マヌー

山下マヌー

やました・まぬー●旅行作家、エッセイスト、ジャーナリスト。海外渡航回数は300回を超える。1年の半分近くを旅をして過ごす。独自の視点で集めた海外情報は多くの読者の支持を得ている旅好きにとっての兄貴的存在。ロングセラー『海外旅行（得）マニュアル』をはじめ著書多数。トークショーやラジオなどへの出演だけではなく、テレビ東京系列の『ソロモン流』でとりあげられる。日々の情報はFacebookでも更新中⇒http://www.facebook.com/manoue3

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