安全ちゃん(8)「一度部屋を片づけたら、もう二度と元に戻らない」戦慄の片づけ法

こんまり

2011/10/20

この企画は、清貧&妄想&アナーキーな安全ちゃんが書物の内容を実践し、時には大いに紆余曲折しながらリッパな人物へと成長していくさまを綴る、妄想と感動のドキュメンタリーである…

 

この本は、「一度片づけたら、絶対に元に戻らない方法」を書いた本です。……人は誰でも、完璧な片づけを一度でも体験すると、人生がときめくような感覚を覚えます。そして、「片づけたあと」に人生がドラマチックに変化していくのを実感します。そうすると、もはや二度と元の散らかった状態に戻れなくなるのです。



片付かない地獄におりてきた一筋の糸

画像:見られたくない乙女の秘密を片付けまくった後撮影したにも関わらず、このありさま……
 

2011年9月。私の部屋は人生史上最大の散らかりぶりを発揮していました。 「仕事が終わったら片づけよう」と先延ばしし、しかしやるべき仕事はいくらでもあるため、永遠に片づけを実行する日はこない……。そしてモノ探しに時間を浪費し、仕事の効率は下がり、いっそう片づけどころではなくなるという無間地獄に迷い込んでいました。

ふと自分の部屋を見渡すと、そこはまるでゴミ廃棄場のスラムのよう……。運よく豊かな日本に生まれたというのに、自らの手で部屋をスラム化してしまうとは!

「このままでは人生が駄目になる……」

嫁入り前の女が住むにしてはヤバすぎる部屋にへたりこんだ私は、発作的に近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法』電子書籍版をダウンロード。部屋が散らかっているのが問題なのに片づけをせず、なぜか本を読み始めるあたりが我ながら病的だけれど、とにかく散らかり地獄の脱出に向けて、一歩を踏み出したのでした。
 

電子人生がときめく片づけの魔法

近藤麻理恵/サンマーク出版

5歳のときから「ESSE」や「オレンジページ」等の主婦雑誌を愛読し、中学3年でベストセラー『「捨てる!」技術』を読んで開眼して本格的に片づけ研究を開始した著者。今や「片づけのカリスマ」と呼ばれる彼女が編み出した「こんまり流ときめき整理収納法」はリバウンド率ゼロ。一度片づけたら、二度と散らからない−そんな奇跡の方法とは?

 


狂気の宴・片づけ祭に身を委ねる

著者・こんまり先生の片づけ法は「一度片づけたら、もう二度と片づけなくてよい」という、本当であればまさに魔法のような方法。
 


「私は自分の部屋の片づけを今では全くしていません。なぜなら、既に片付いているからです」
 

 
そう断言するこんまり先生。「ブッ殺すと心の中で思ったなら、その時すでに行動は終わっている」ことで有名なイタリアマフィアを思わせる物言いが超絶クール……!

そんな彼女がいうには、片づけでやるべきことは二つだけ。
 


「モノを捨てるかどうか見極めること」
「モノの定位置を決めること」
 

 
部屋が散らかる原因は、使ったものを元の場所に戻すことができないから。そして元に戻せない原因は、モノの定位置がそもそも決まっていないか、モノが多すぎて定位置が把握できないから……。

というわけで、家じゅうに溢れるモノの中から、本当に必要なモノだけを残し、それら全ての定位置を決めるという作業を完璧にやろうというのが基本的考えのよう。

さらに重要なのは、片づけを一度で一気に、完璧にこなすこと。「部屋が劇的に片付いた瞬間」のインパクトと、好きなモノだけに囲まれて暮らす喜びを体験することで、片づけに対する意識が劇的に変わり「もう二度と散らかさない」という強い決意を持つことができるようになるのだとか。

たった一度の「片づけ祭」で、片づけやすい部屋と鋼鉄の意思の両方が手に入るなんてすごいお得感……!
 
 

■ステップ1: モノを捨てる

最初のステップは、まずモノを捨てること。捨てる基準は「それを手に取ったとき、ときめくかどうか」。ときめき度を判断するため、服なら服をまず収納一つ残らず出して一か所に集め、一つ一つを手に取りときめくかどうかを判断していくのがポイント。

とはいえ「気に入ってないけど必要なモノ」もあるような? 服を捨てすぎたせいで着る服がなくなり、ただでさえ少ない社会性がゼロになるのではないかという疑問が……。そんな不安に対しても、こんまり先生は「どれだけ捨てても大丈夫。適正量が分かる瞬間が来る」と力強く断言。そして自分にとっての適正量が理解できれば、その後二度とモノを無駄にため込むことはなくなるのだそう。

先生が、「ときめき」「モノの適正量がカチッとくるポイント」など、モノを捨てるにあたり個人の主観、フィーリングを重視にしているのは「他人に押し付けられた基準は続かない」という考えを持っているから。「2年着てない服は捨てる」「下着は10枚」など片づけ本の言うとおりにモノを処分しても、人によって必要なモノの適正量は違うため快適な生活が手に入らず、結果、片づけへの意欲がおちてしまうのだという。

場所別に片づけるのではなく、モノ別に片づけるというのもポイントのひとつ。先生の経験によれば、モノを捨てる順番は「衣類→本→書類→小物→思い出品」がベスト。
 
 

■ステップ2: モノの定位置を決める

次にやるべきなのは、モノの定位置を決めること。とはいえ、必ず守らなければいけないことは以下の二つ程度。
 

 
モノは立てて収納する
同じカテゴリーのものは一か所にまとめて収納する
 

 
新しい収納道具を買ったりはせず、今あるクローゼットや押し入れを活用したシンプルな収納術が推奨されています。むしろ、先生が警鐘を乱打しているのは「収納の達人になってはいけない」ということ。収納のトリックプレイに走ると、結果「自分が持っているモノの量が把握できない」「自分のモノがどこにあるかわからない」という本末転倒な結果になってしまいがちなのだとか。
 
 

片づけの鬼(オーガ)! こんまり先生列伝

プロフィール写真を見る限り、とっても乙女な雰囲気のこんまり先生。しかし、随所に挟まれているレジェンドが壮絶すぎて、本を読み終わったあとには、印象が激変……!

「人生の八割以上を片付けに費やしてきた」という先生が片づけに開眼したのは学生の頃読んだ『捨てる技術』という本がきっかけ。今までいくら片づけても居心地良くならなかった部屋が、モノを捨てることで激変したのを目の当たりにした先生は、一時間もの間放心状態になり、部屋の中で動けなくなるほどのショックを受けたといいます。もともと、5歳児にして『エッセ』や『オレンジページ』を熟読するほどの家事マニアだった先生でしたが、その日を境に本格的な片づけ魔へと変貌……。

「家族のモノを勝手に捨てまくり”片づけ禁止令”を出される 」
「片づけノイローゼで気絶 」

など、片づけに憑かれた人生を送ることになります。片づけ中に気絶するなんて、X JAPANのYOSHIKIがライブ中に気絶するみたいでカッコイイ! あとがきにもサラッと「先日、片づけしすぎて病院に搬送されました」という一言が……! まさに生きるレジェンドです。

次回は、そんなこんまり先生の教えにすっかり教化された私が、実際にお部屋の片づけにチャレンジ! はたして、私の人生はときめきはじめることができるのか……!?

 

安全ちゃん 今回の野望達成度!

 
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