第2回「スポーツ界の性事情」

さらば青春の光

2015/3/15

 僕が今この文章を書いているということは、連載が始まって1ヶ月、僕が誰にも消されることなく生き延びている証である。
『ゴシップ』という業界関係者的には目障りな素材を扱っているだけに、この1ヶ月を生き延びられたことにまずホッと胸を撫で下ろしている次第であります。命の尊さ、重さ、大切さを全身で感じています。
 この連載をやる上で一番大事なことは、皆さんに楽しんでいただける内容を考えることではなく、いかに自分が消されないかを考えることなのです。
「自意識過剰だぞ!」「前回のお前の文章のどこに真実があるんだ!」「そもそもほとんどがお前の願望だったじゃねえか!」という声もあるかもしれません。しかし一方で「前回のやつ読みましたけど、あれ大丈夫ですか? たぶんあれ以上いくと確実に関係者に殺されると思うんで気をつけてくださいよ? けど僕が膨らませて森田さんに教えたゴシップ載せてもらってめっちゃ嬉しいっす!!」という底辺の呑み会メンバーの声があるのも事実。
 とりあえずは来月も生きていることを願いながら第2回目のテーマに移ろうと思います。

 第2回目のテーマは『スポーツ界の性事情』。
 これもゴシップ界の中枢を担っていると言っていいぐらい底辺の飲み会にもよく出入りする常連の一人です。
 昔からよく耳にするのは“オリンピックの選手村が毎回どえらく乱れてる”という噂。アスリート同士がオリンピック期間中昼夜を問わず互いを貪り合うことができる、4年に1度だけ出現する幻の村。アスリートにとっては正に楽園と言っても過言ではない。願わくば、その村の村長になってアスリート達の営みをニコニコしながら見守りたいものですね。
「いやちょっと待て! そもそもそんなにわかには信じ難いゴシップが本当に存在するのか?」と思う人も多いかもしれません。前回の復習になりますが、「存在するのか?」ではなく「存在する」でええねん、なのです。そう思う方がワクワクしますよね? 心踊りますよね? 人生を楽しむコツですよね!
 事実、選手村には大量のコンドームが常備されていると聞きます。実際協会も、ある程度スポーツをかじってきた人達で形成されている組織。その元アスリートの人達が自分達の経験上コンドームを置いた方がいいと判断したのだから説得力は十二分に増しますよね。
 そしてなぜ選手達があんなに死に物狂いになってオリンピックを目指すのかも説明がつきますよね。
 アスリートの性欲は普通の人間の3倍はある。と、底辺の呑み会では言われています。しかも男性アスリートよりも、むしろ女性アスリートの方が性欲は強いのではないか? という見解もあります。どういうメカニズムでそうなっているのかはイマイチ解りませんが、やはり強い雌というのは、より強い雄を求めるのが古来から霊長類の根底にある本能なのでしょう。
 さて、では実際スポーツ界の性に関してどんなゴシップが落ちているかというと、
『オリンピックの選手村の真っ暗な柔道場から夜な夜な稽古をしているらしき声が聞こえてくるので覗いてみると、当時人気の女性柔道選手と、そのコーチが暗がりの中、とてもエッチな乱取りをしていた』
 やはり武道家たるもの畳の上でするのが一番自然で気持ちいいんでしょうね。

『当時人気の女性マラソン選手が、ゴールした直後の控え室で、あの名監督にゴール直後に湧き上がってくる抑えきれない性欲を毎回処理してもらっていた』
 しかもその監督はマラソンの指導よりもSEXの腕の方の信頼が選手達からは厚かったという噂もあります。

 僕が聞いて一番やるせない気持ちになったのが、
『日本で行われるバレーボールのワールドカップに毎年ジャニーズの人達が公式サポーターみたいな形で参加しているが、女子バレーの選手達はそのジャニーズの人達に、汗だくの必死な姿を見られたくない、しかし試合には勝たないといけない、という壮絶な葛藤の中で戦ってる。試合後は勝とうが負けようが感情がぐちゃぐちゃになっている』というゴシップ。
 ホームでワールドカップをやることが逆に日本チームの首を絞めているという矛盾。そうなると僕が声高に言いたいのは、各国の代表チームもその国の男性アイドルグループを日本に同行させて会場に座らせておく、これこそがスポーツマンとしてフェアであると言えるのではないだろうか。
 実際試合中監督から飛ぶ指示はほとんどが「ジャニーズを意識すな!」らしいです。

 その他、『フィギュアスケートで超有名な女性選手が、SEXを覚え、その後依存症になり、一時期スランプに陥った』だの、『日本トップクラスの女子バレー選手が自らの溢れ出る性欲をこれ以上国内で処理するのは限界があると判断し、海外のリーグに移籍した』などなど、やはりアスリートの性欲はとどまることを知らないのが現状なのです。

「お前はずっと何をいってるんだ?」「スポーツ選手を何だと思ってるんだ?」「お前みたいな奴にスポーツを観る資格はない」などという意見は一切受け付けません。なぜなら僕は彼女達の一番の理解者でありたいという気持ちで溢れているから。
 彼女達のただならぬ性欲をちゃんと理解した上で、少しでも多く会場に足を運び応援してあげたい。
「頑張れ! この試合勝ったらコーチからのご褒美が待ってるぞ! 一本どころじゃない、何本もご褒美が待ってるかもしれへんぞ! だから頑張れ!」と檄を飛ばしたり、
「頑張れ! フルマラソンを走り切った直後にそういうことができるお前はこの中の誰よりも体力があるんだぞ! そんなお前が負けるはずないよな!」と勇気づけてあげたり、
「男前の目なんて気にするな! そんなことよりタッチネットで点が入った時の見ててモヤモヤする感じなんとかして!」という視聴者としての率直な感想をたまには言ってあげるのが、我々スポーツゴシップファンの使命ではないかと思うのです。

 実際スポーツ界には、今回ここに書いたことよりも我々も知らないもっともっとえぐいゴシップがあると思います。そして今後も絶えることなく流れ続ける有り難いものです。我々底辺の人間の生活を支える大切な資源なのです。蛇口を捻ればゴシップが出てくる、それが当たり前の時代。しかし、それを当たり前だと思うのではなく、アスリートの方々の性の乱れに日々感謝し、その乱れによって我々は生かされているのだということを忘れずに、スポーツ観戦することが人間の本来あるべき姿だと思います。

 最後は少し哲学的な話になってしまいましたが、たまにはそういった知識を入れた上でスポーツ観戦してみてはいかがでしょうか? 勝ち負けを超越した観戦ができますよ。