男子禁制☆峰なゆかのヒミツの更衣室『アラサーのエクスタシー』

更新日:2013/12/20

今回のテーマ「アラサーのエクスタシー」

31歳です。私はこれまでのセックスでイッタことがありません。なんとなく、これは気持ちいいかな?止まりです。
まわりの友だちは歳を重ねるごとに気持ちよくなっていくといいますが、その意味さえ私にはわかりません。
どうしたら「イク」経験をできるのでしょうか? そもそも「イク」というのはどんな感じなのでしょうか?それとも、加藤鷹さんが言っていたように、「イク」「イカない」はそんなに大切なことではないのでしょうか?(31歳OL)

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エクスタシーは、男性から一方的に与えられるものではなく、能動的に勝ち取るものなのです。

 私はわりとマグロな方だと思います。
別にラテンのリズムで騎乗位したりとかできないし、魚肉ソーセージでフェラチオの練習をしてみたときなんて前歯が当たって肉がボロボロ削れてきて戦慄したりもしました。でもたぶん、私とセックスするの楽しいですよ。なぜなら全力で気持ちよくなろうとしているからです。 「とにかくオレ! オレが気持ちよくなりたいのっ!!」という男性の期待には答えられませんが、多数派である「相手が気持ちよくなってくれるのが嬉しい」という男性にとって至上の喜びである、打てば響く身体を提供出来ると自負しています。

 さて、ここまで「気持ちいい」とは書いたものの「イク」と書いてないのは、私も鷹さんと同じくイクこと自体はさして重要視してないからです。
イッたところでたいして気持ちよくないこともありますし、イカなくても気持ちいい事もありますが、でもセックスしながら「たいして重要じゃない経験すらできてない私ってなに?」「みんなはイケてるのに私だけイケてないんだ!」とごちゃごちゃ考えてしまうのは、少なくとも確実に気持ち悪いものがありますよね。

 イケないという女性の多くは、その原因を男性の技術や自分の経験値などに求める傾向があります。もちろんそれらも関係しますが、いくらテクニシャンが全力をつくしても、女性がただドテッと寝っころがっているだけではイケるものもイケません。
エクスタシーは、男性から一方的に与えられるものではなく、能動的に勝ち取るものなのです。

 別に、日に2時間のスクワットを欠かさず足腰をムキムキに鍛えてイクまで縦ノリで騎乗位をしろ、というわけではありませんし、それは私もできません。
 しかし、挿入中の私ははたから見るとマグロなものの、体内では老練の漁師のようにどのタイミングで呼吸をし、どの筋肉を緊張させ弛緩させるのか、実に繊細な大勝負をかましているのです。縦ノリ騎乗位とそうは変わらない労力と、それとは比べ物にならない集中力を要します。
個人個人でいろいろな方法があるとは思いますが、初心者の方に勧めたいのは、両足を閉じ、つま先までピンと伸ばした状態でクリトリスへの単調な刺激を続け、そろそろ盛り上がってまいりましたという頃合いで膣内を締めるように腹筋に力を入れて呼吸をとめる、という方法。
 
 これでイケたからって魔法のように毎回イケるようになるわけではありませんが、別にイクのってたいして重要なもんじゃないんだなってことは骨身に沁みて理解できるかと。