第8回 僕と剣道/瀧上伸一郎(流れ星)連載

2015/9/15

僕は小学3年生から警察の少年剣道学校で剣道を習っていました。あまりスポーツは得意じゃなかったんですが、剣道だけは中々の腕前で、小学6年生の時にはキャプテンも務めました!(6年生は僕一人だけ)
岐阜県の大会では賞状と盾も貰いました!
(マナー賞と言って、応援している父兄の態度が良かったら貰えるよく分からない賞)
それから高校3年生まで約9年間ひたすら剣道をやり続けました。今思うと、ハマり易くて飽き易い僕がお笑いの次に長続きしている事って剣道くらいですわ。
剣道の1対1で戦うという部分が、小学校の同級生が6人という地域で育ち団体行動が苦手な僕の性に合っていたんだと思います。
そして去年からまた剣道を再開したんです。
動画で剣道の試合を観てたら、剣道の試合してる夢を見るんですよ。禁煙してる人が煙草吸ってる夢を見るように、無意識レベルで僕の身体が剣道をやりたがってるんだなと。
今の時代、タレントは特技の一つや二つ持ってて当たり前ですから、この剣道の実力を伸ばしてTVに出よう!と多少の邪な理由もありました。
今現在僕の通っている道場の館長に「テレビの剣道の大会出られるように頑張ってね!」と応援して頂いているんですが、今のところ『TEPPEN』や『炎の体育会TV』からオファーはありません。
逆にこのあいだ館長が剣道の解説役で『TEPPEN』に出演しました。

 

「TV出る為に頑張ってた」側の芸人が「TV出るのを応援してる」側の館長の姿を「TVで観る」って何だよ! 観る側と出る側が逆だから!!
一本取られたわ! 剣道だけに!!
そんで館長、緊張もせず凛としてて格好良かったわ!
館長、緊張せず。
何か『エヴァンゲリオン』のタイトルみたいになりましたね!

 

話を進めます。
小学校から高校まで剣道をやっていたという事は中学時代も剣道をやっていました。
そこで中学1年生の時に(あれ? 2年生だったかな? ま、いいや!)剣道部の同級生のKさんからまさかのラブレターを貰いました!
中学1年生の頃というのは以前からコラムで書いてますが、僕の中2病が大爆発してTさんに猛アタックしてる時期です。
Tさんに夢中の僕はKさんのラブレターの返事をOKしました。
別に誤字ではありません。
もう一度書きます。
Kさんのラブレターの返事をOKしたんです。当時の瀧上少年は多分Tさんが振り向いてくれないから諦めようとしたんだと思います。
そうしてTさんにアタックしていた僕はあっさりKさんと付き合う事になりました。
付き合う事になってから僕はKさんを無視するようになりました。
誤字ではありません。
もう一度書きます。
僕はKさんを無視するようになったんです。付き合ってるのに廊下とかですれ違っても目をそらして無視です。意味不明です。完全にヤバイ奴です。
当時の瀧上少年は剣道部の先輩から面を喰らい過ぎて頭がバカになってたんだと思います。
でも何だか「付き合った」という事実が凄いこっぱずかしかったんです。付き合ってからどうしたらいいか、何をしたらいいのか分かりませんでした。僕の脳内にあるのはガチャポンやミニ四駆の知識だけで恋愛の知識はゼロでした。
そして無視を続けていたらKさんの友達から呼びだされて言われました。

 

「何でKちゃん無視すんの? 可哀想やろ?」

 

それに対して僕は言いました。

 

「う、うるへー!(ダッシュで逃げる)」

 

マナー賞貰った事があるとは思えないくらいマナーが悪いです。いや、マナー以前の問題ですが。

 

今思い出しても顔から火が出ます。最近、この連載書いてる時、大体顔から火を出してる気がします。
今も剣道の稽古終わり、小手の臭いが染み付いた手の臭いを嗅ぐと当時の記憶が蘇って来ます。