第13回『レオ流マルチな男になる為に犬嫌いを克服せよ』前編 土屋礼央

更新日:2013/8/6

ゆみぞうさんの連載でもこの企画がゆみぞうさん目線で載っております。ゼシ
克服シリーズは今後もあるかも知れません

『レオ流マルチな男になる為に犬嫌いを克服せよ』前編

「土屋さんって本当にマルチな活動してますよね」
最近、そんな事をよく言ってもらえます。
自分の中では、全ての活動の根底は同じなので、
マルチ人間だとは思っていないのですが、
確かに音楽を中心に据えながらも、
TVでMC、ラジオでレポーター、執筆でそば打ち。
周りから見ればマルチと言われる事は間違っていないし、
言われれば、それぞれの仕事を認めてくれている訳で、
それはそれは嬉しい。
ただ
自分をマルチだと表現するのであれば
目指すは、色んなコンセプトの活動をマルチに出来る男ではなく、
自分にある根底の考えをマルチなアウトプットで表現出来る
そういう意味ならばマルチな男になりたい。
要は、どんな事でも “礼央っぽい”と言われる様なクオリティを目指したいのです。
それを、自らレオ流マルチとでも呼んでみよう。
なんだか「礼央、リュウマチ」みたいな響きですが、
それはそれでキャッチである。
いつか「礼央流だね」
なんて他の人が使う様になったら、最高です。


「礼央、リュウマチ」そう聞こえるかも知れません。
年齢と共に身体のケアは大切に……

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そういう訳でまずは一番身近な所、
このレオナルホド・ダ・ヴィンチは
レオ流マルチを表現出来ているのか?
その確認も含め、
改めて連載で書いてきたコンテンツを並べてみる。

ハゲ薬プロペシア、
LED電球、
濡れハッピーターン、
珈琲断ち、
ケンタッキーラーメン
そば打ち……。


うーん、我ながら、
見事なまでのレオ流マルチっぷりだ。


前編後編方式にしてから、時間をかけているせいか、
文章構成もしっかりしてきた気がする。
成長って奴ですな。
こりゃ、レオ流マルチは、なんでもござれだ。
どんなアウトプットだって礼央っぽく出来ちゃうよ?
2012年はレオ流マルチの飛躍の年になっちゃう?
とテンション高めにJGJS(自画自賛の略)のUKP(浮かれポンチの略)状態。

そこに土屋礼央の心にいる、ぶっちゃけの神が目の前に現れた。

「おいおい、土屋さん、そんな事言っちゃってるが、あれはどうなんだい?
動物はどうなんだい?えぃ?」

そうでした。

僕は子どもの頃、

老犬に顔を舐められ
そのよだれがチョー臭かったこと

のび太っぱりに野犬に追いかけられた

それ以来、動物が苦手なのだ。

犬なんてまっぴらゴメンだ。
というか、僕には動物なんて必要無い。
生き物は女性だけで十分。

そういえば、志村けんさんが大好きなのに
「天才!志村どうぶつ園」だけは見た事がない。
どんなスポーツでも語れる気がしていましたが
競馬だけは、ダービースタリオンの知識しかない。

以前、連載でも動物園レポートをしてみたりと、
動物嫌いを克服しようとは試みてはいるので
だいぶ慣れてきているとは思っていましたが
本心のところでは動物を望んでいないのでしょう。

これでは動物関連は
根底を同じでマルチにアウトプットが信条の
レオ流マルチにはほど遠い。

2012年をレオ流マルチ飛躍の年にする為にもこの克服はとても大切です。
再び、ダ・ヴィンチの元で動物を愛する為のチャレンジ企画をやっても良いのかも知れない。


犬、飼ってみる?


まさか、土屋礼央の口から
「犬、飼ってみる?」
が出るとは

おぉ、大胆発言だ。
今までの自分からは到底出ない言葉だ。
最近のレオナルホドの充実度から、
もしかしたら奇跡が……。
今まででは考えられなかった発想が自分の中に沸いてきました。

2週間限定でもよい。
一度犬と共に生活をしてみるのはどうだろうか?
その過程で犬との間でも”礼央っぽい”コミュニーケーションが見つかるかも知れない。
2012年は大胆に攻める気満々だ。

早速
ダ・ヴィンチ編集担当に企画の提案をしてみる。

「面白いかもですねぇ。だったら同じ電子ナビで連載をしている、
ゆみぞうさんの所に一度お話を聞きに行くのはどうです?」

おぉ、あの、ゆみぞうさんね!

ゆみぞうさんとは
電子ナビで一緒に連載をさせてもらっている方だ。
https://ddnavi.com/serial/yumizou/


「チワワでも飼ってみようか」という連載で
犬を飼う体験記を書かれている。
犬を飼ってみようと思うなら、もってこいのアドバイザーである。

更には「チワワでも飼ってみようか」は
以前のwebダ・ヴィンチ時代からの連載で
僕と一緒に生き残りとして
電子ナビに引っ越して来たので
勝手に親近感を覚え、
一度お会いしたいと思っていました。
そんなゆみぞうさんに挨拶も出来る。
そんなお話、是非是非だ。

早速ゆみぞうさんにアポをとってもらい
1月9日に会える事になりました。

失礼ながら、動物ものというだけで
「チワワでも飼ってみようか」を
じっくり読んだ事はありませんでした。
しかし
お会いするとなったら読まない訳にはいきません。
幸い、チワワでも~は過去の連載分をまとめた本が二冊発売になっている。
早速ネットで注文。
それを読むだけでも
犬を飼うヒントになるかも知れない。

『チワワが家にやってきた』1巻2巻到着。


こちらがほしのゆみ(ゆみぞう)さん著書の
『チワワが家にやってきた』です

では読ませて頂きます。

ドキドキ……。

お、なんだこのテンポの良さは?
なんだ、このゆみぞうさんの愛に溢れる妄想のバリエーションの豊富さは……?

あっという間に読破。


「チワワでも飼ってみようか」
チョー読みやすい&チョー面白いんですけど。


(宣伝orステマではございません)

完全にゆみぞうさんファンになってしまいました。
これは早くお会いして、この面白さをゆみぞうさんに伝えたい。
1月9日が楽しみだ。

と同時に読破して思ってしまった事があります。


安易に
2週間犬を飼ってみたい
なんて言ってはいけない。


2週間もよそ様の犬を素人の僕なんぞが預かるなんて
犬が可哀想で仕方が無いし、失礼であり、不可能です。

ゆみぞうさんの本が本当にマルちゃんに対して愛に溢れていた為
逆に、興味本位段階の僕が犬を飼うなんて、
まだまだ難しいと思ってしまいました。

急遽、編集担当に
犬を飼うのは厳しいと報告。

「なるほど、了解しました。でもマルちゃんに逢いに行きません?
動物好きへの第一歩になるかも知れませんし」

確かにそうだ。
未だかつて、犬を飼っている人と
犬トークをした事なんて一度も無い。

よく公園やドラマで見かける
「あら、可愛いワンちゃんですねぇ?マルチーズですか?」
とフランクに話しかけるあれだ。

これはこれで新しい自分を知れるかも。
犬知識ゼロの僕が逢いに行くのは失礼かも知れませんが
予定は変えずにゆみぞうさんとマルちゃんに逢いに行こう。

という事で1月9日になりました。

流石に手ぶらで行く訳にもいかない。
ゆみぞうさんへの手みやげも考えましたが
ここは犬のマルちゃんへのお土産が良い。
本を読むと結構気難しい性格のマルちゃんだ。
「初めて挨拶に来るのに、手みやげの一つもないとは何事だ!」
恐らく結婚の挨拶をしに相手方の両親宅へ訪れる時の
父親の心境になっている可能性は否定出来ない。
マルちゃんにお土産を買うべく
マルちゃんに逢いに行く前にペットショップへ。
ペットショップの”いろは”の”い”も知らない僕は
編集担当にオススメのショップを紹介してもらう。

お、ここだここだ。


中の撮影は厳しそうだったのでセレブ感たっぷりのお店の看板。
ペットショップとは言わずにドッグショップと呼ぶらしいっす

カランコロ~ン

「いらっしゃいませー」

おぉ、凄い、初めて見る景色だ。
犬用の衣装が綺麗に陳列されている。
キラキラとデコレーションされているアイテムがズラーっ。


なんですか、このセレブ感は。


自分が服を買いにいく所よりコジャレている。
思わず、犬用の服の値札をチラ見。

おぉ、結構お高いのね……。


犬のクセに。


いかん、やはりまだ心の中で犬を愛せてない(汗)。
全てを斜め目線でしか、このお店を見る事が出来ない。
これでは駄目だ。
僕は今日、マルちゃんと心の交流をはかりたいのだ。
今、交流と漢字変換しようと思った時も
最初に拘留と変換されてしまった。
いかんいかん、邪心は捨てろ。純粋であれ。

服をお土産にと思いましたが、
サイズが分からない。
ここは安全に犬用おもちゃを幾つか見繕って持って行こう。

早速お会計。

「あ、礼央さんここは編集部が持ちますよ、一緒にいるんですから」

経費で落としますと言ってくれる編集担当。

「いえ、大丈夫です。ここは自腹で払わせて下さい。
僕はマルちゃんと仕事の関係になりたくないんです」
基本的に経費として扱う事を嫌ってきたダ・ヴィンチ関連の出費。
勿論、今回も気持ちでマルちゃんとぶつかりたい。
全てを自腹で買わせてもらいました。

「ありがとうございました!」
笑顔で会計を済ませてくれた店員さん。
その笑顔が眩しい。


「店員さんはどれくらい犬が好きなんですか?」


いかん、思わず、その眩し過ぎる笑顔が過剰と思ってしまい
斜め目線の意地悪質問を店員さんにしてしまった。

店員さんは自然な笑顔で犬の素敵なところを語ってくれました。
店員さん疑ってすみませんでした。

さて、今回マルちゃんのお土産として購入したのはこの4アイテム。


音がなり、ヘビみたいな動きが喜ぶかも

青赤でFC東京が好きなんだ、
それは嬉しいワン!となってくれるかな……

女性目線で可愛い!となった犬グッズ。
確かに可愛いが、僕は犬目線で商品を選びたいが念のため購入

最も大きい音が出るおもちゃ。
「やっぱあれだったかなぁ」と
後悔はしたくなかったんで後で追加購入

自分なりに、
自分がマルちゃんだったら何が嬉しいかを必死に考えて揃えてみました。

果たして、マルちゃんは僕を受け入れてくれるのだろうか?
そして恐らく人生で最長の犬と戯れる時間がやってくる。
その中で土屋礼央は何かを見つける事が出来るのだろうか?

1月9日@葛西臨海公園

「レオ流マルチな男になる為に犬嫌いを克服せよ」後編では
土屋礼央は真正面からマルちゃんと対面します。
お楽しみに。
誠心誠意向き合う事でマルちゃんの心をイヌけると良いなぁ。
ワンぱくでも良い、逞しく犬と戯れます。

ではでは土屋礼央でした。