男子禁制☆峰なゆかのヒミツの更衣室『2番手の女』

更新日:2013/12/20

今回のテーマ「2番手の女」

好きな人とやっと付き合えた!と思ったら二股だったり2番目の女だったり、いつも都合のいい女止まりです。私は全力で相手を好きになるので相手にも全力で愛情を注いでもらいたいのですがうまくいきません。本命と2番目の女の違いってどこにあるのでしょうか? 私はどうしたら都合のいい女から脱せられるのでしょうか? 何かいい方法はありませんか?(26歳女子)

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一度セフレフォルダに保存されると二度と移動されることはありません

 「女性の恋は上書き保存。男の恋は別名で保存」という文句を、男性は男がピュアである証として好んで用います。元カノと現彼女を同格で保存するのはいかがなものかと思いますが、それ以前の問題点がございます。男が女を別名で保存する際、それはきっちり「彼女フォルダ」と「セフレフォルダ」に分けて保存されるのです。ピュアどころか鬼畜ですね。

 私は基本的にセフレフォルダに入れられるタイプの人間ですので、そこをなんとか彼女フォルダに移動させてもらえるよう、ときに無言のプレッシャーを与え、ときに真正面から派手にヒスって彼女に昇格できるよう手を尽くしましたが、一度セフレフォルダに保存されると二度と移動されることはないのだと、知りたくない悟りを開くに至りました。


 この対処法としては、「付き合う前に身体を許すな!!」という策が有名です。それなら確かにセフレフォルダに入れられることはありませんが、セックスしないだけで付き合えるっつーんなら、私は今頃ジョニー・デップの彼女の座におさまってるはずなんですよ!!

 セフレ扱いされるよりも悲しいのは、彼女にもなれず、セックスすらできなかったとき。そしてセフレにされることを危惧しているような間柄ですと、ほぼ確実にたいへん悲しい事態に陥ることになります。

 付き合おうが付き合わなかろうが、一度でもセックスした男たちは私の容量の少ないPCの中で次々上書き保存されて、もう顔もぼんやりとしか思い出せない微笑ましい青春の1ページとなりましょう。

 対して、ヤレそうなのにヤラないまま関係が断たれてしまった男たちはというと、ビデオテープに録画してツメを折り、未見のまま保管してあるのにすでにハードがない。それゆえどうにも捨てられない。とばかりに心の実家の押し入れの中で、かぶった埃の層が厚くなるにつれて妙な存在感と圧迫感を年々増しているようで気が狂いそうです。

 なぜあのときセックスだけでもしておかなかったんだ!!
 きっと生涯現役であろうこの慚愧の念と比べれば、過去にセフレフォルダから抜け出したくて悶々とした日々などブルジョワの貧乏自慢に聞こえます。

 好きな人と、セックスさせてもらえるだけでありがたい。
 この初心を忘れずに、ヤレるときにやることやって、後悔の少ない人生を歩むことをお薦めします。