第32回 じゃない方の苦悩/瀧上伸一郎(流れ星)連載

2017/9/15

どうも、流れ星の“ちゅうえいじゃない方”瀧上です。
THE MANZAI 2013でプチブレイクしてから2017年の今まで約四年に渡って“じゃない方”扱いされ続けて色んな気持ちが“溜まって”きてるのでここで吐き出したいと思います。

 

相方のちゅうえいは街でよく
「あ! ちゅうえいだ!」
などと声をかけられます。
僕はそもそも声をかけられる事がほとんどありません。
たまぁーに声をかけられると言うか声が聞こえてくるんですが、大体が、

 

「あ! ちゅうえいじゃない方だ!」

 

これはまだマシな方です。

 

「あ! ちゅうえいの人だ!!」

 

僕がちゅうえいの一部分にされてしまいました。
僕は“流れ星の人”です。
さらに、

 

「あ! 肘神様じゃない方だ!」

 

ちゅうえいも肘神様では無いからね!!!
なんならネタ作り全般とギャグの一部は僕が作ってるので肘神様に近いのは生みの親の僕の方やからね!! 多分!

 

あまりにも誰からも声をかけられないので承認欲求を満たしたくてツイッターでエゴサーチしてるんですが、(エゴサーチしてますけど何か? 仕事の評価気になるのはプロとして当然でしょ!! べ、別に可愛いコが俺の事呟いてくれてるの見つけてあわよくばなんとかならないかなぁなんて思ってないから!)地方にイベント行った後にそのイベント名とかで検索すると、

 

“今日うちの地元にちゅうえいが来た! めっちゃちゅうえい面白かった!”

 

俺は透明人間か!!
俺の事見えて無いが如くの扱いです。

 

このあいだ単独ライブの宣伝にサプライズで専門学校に行った時もその専門学校名でツイッター検索したら、

 

“今日うちの学校にちゅうえいともう中学生が来たらしい。私もちゅうえい会いたかったー!”

 

俺もう中学生と間違われましたわ!!!
どんな間違いだよ!!!!
今まで一回ももう中に似てるなんて言われた事無いわ!!
全然似てねーだろ!!
俺の名前は瀧上伸一郎!
たきうえしんいちろう!
流れ星のちゅうえいじゃない方の名前覚えられてタメになったねぇ〜!!(もう中学生の声色で)

 

別に素人に覚えてもらえなくても仕事先で覚えてもらえばいいんです。
前に某番組に流れ星二人で出させてもらった時、僕らの紹介テロップが

 

“ちゅうえい”

 

でした。

 

俺はテレビにたまたま写り込んだ素人か!!!

 

某ネタ番組の打ち合わせの時もこんな事がありました。
「宜しくお願いします! ちゅうえいさん! おのうえさん!」

 

おのうえって誰だよ!!!
俺は瀧上! たきうえしんいちろう!!
タメになったねぇー!!!

 

子供人気もちゅうえいばっかりです。
子供にネタをみせる番組の収録後、子供達がちゅうえいの元に駆け寄って来ました。
ちゅうえいは子供達に囲まれて大人気です。
僕にはどうせ誰も来ないんだろうなと思ったら一人の子が近づいて来ました。
分厚い眼鏡をかけたいかにも勉強が出来そうな小学校三年生位の男の子です。
その子は僕に恐る恐る近づいて来てこう言いました。

 

「ネタはどっちが作っているのでしょうか?」

 

小学校低学年で何でネタの作成者が気になってんだよ!!!

 

「えっと、一応僕ですけど」
と答えると、
「やっぱりそうでしたか」(眼鏡クイッ)
お前は誰なんだよ!!!
僕に寄ってくるのは嫁もそうですけど変な人しか集まって来ません。

 

こんな感じの毎日を約四年間続けています。
僕が何もせずにここまで来たなら全然今の“じゃない”扱いで文句は無いです。

 

ただ言わせて下さい。

 

漫才のネタは僕が作ってます!
最近はちゅうえいのギャグも半分以上僕が作ってます!
なんならちゅうえいがギャグをやり出したのは僕が最初にやらせたんです!
漫才の中にギャグを入れて“ちゅうえいというキャラクターを覚えてもらう”という作戦を考えたのも僕です。
僕は流れ星の“じゃない方”じゃなくて流れ星の“クリエイティブな方”なんです!

 

作詞作曲した人に印税入るみたいに芸人もネタ作り税みたいなの作って欲しいですわ!
ネタ作り税が存在するならもうじゃない方扱いで全然構わないです!笑

 

 




お客さんからもらった風船。
タキモトって誰だよ!!タキウエだから!!