【連載】漫画 もう「いい人」になるのはやめなさい! 第6話「死ぬって」

暮らし

公開日:2018/3/7

 15万部突破ベストセラー待望のまんが化! この世は愛すべきクソ世界!?
 あなたの人生を変える「ぶれない芯」のつくり方を漫画で紹介!

 たった1度の人生を充実させたいのであれば、ときには、いい意味で「自分本位な生き方」をするべきである。著書累計160万突破の天才作家×ツイッター5万人フォロワー天才絵師、奇跡のコラボ!









■超一流は気持ち良く断る方法を知っている

 超一流は断るのもうまい。「あいつは逃げた」とか「薄情だ」と思われずに上手に断るのだ。

 たとえば知人から「仕事である人を紹介してほしい」または「仕事に協力してほしい」との申し出を受けることがある。しかし、依頼人と自分はたいして親しくもないし、自分のメリットも生まれない。また紹介したとしても自分の大切な知人のほうにはなんのメリットもない。そればかりではなく、紹介した自分の知人に迷惑がかかり、「なんであんな人を紹介したんだよ?」と自分との関係までも壊しかねない――。

 そんなとき、ただのいい人はがんばって紹介してしまう。「自分を頼ってくれたんだし、期待に応えたい」という思いから。しかし、これは危険である。ビジネスにおいて「知り合いだから」「仕事を一緒にしたことがあるから」という理由だけで、引き合わせてはいけない。

「知り合った同士が、お互いに価値の交換ができる可能性がある」。紹介を引き受けてよいのはそのようなときだけである。互いのメリットの大きさのバランスがとれていないといけない。

 もしバランスが不均衡で、紹介できないときはこうした断り文句を使おう。

「今すごく忙しくて、なかなか難しいみたいで……」
「実は、その手の取引先とはそこまで親しくないので無理です」
「どんな話かざっくりと教えてください。先方に提供できるメリットなども添えて。それで1回先方に聞いて興味を持ってもらえたら紹介します」

 紹介に限らず、プラスアルファの作業を断る場合も同じである。
 断り上手な超一流は「今いっぱいいっぱいで、すみません。僕のキャパがもっとあればいいんですけど。ご要望には応じられなさそうです」とキャパオーバーであることを上手に伝えられる。頼んだほうに「ああ、無理なお願いをしてしまったなあ」と思わせるのがうまいのだ。

 無理して受けて「なんだ、せっかく仕事を頼んだのに、この程度の仕上がりか」と落胆されることも「締め切りをちゃんと守ってほしいです」なんて思われることもなくなり、逆に対外的な信頼も守ることもできる。
 このように一流どころは上手にNOを言い、いい関係を維持するコミュニケーション能力に長けている。
 あやふやなYESよりも明確なNOを言う習慣を身につけよう。そのほうが必ず快適でスマートな人間関係を維持することができる。

☆ポイント☆
いい人は、「無理があること」を安請け合いしてしまう。
超一流は、誰も傷つけない上手な「断り文句」を知っている。

<第7話に続く>


『漫画 もう「いい人」になるのはやめなさい!』
>>購入はコチラから<<

潮凪 洋介(しおなぎ ようすけ)
エッセイスト・講演家・イベントプロデューサー。早稲田大学社会科学部卒業。主な著書に、「いい人」シリーズ累計21万部超の『もう「いい人」になるのはやめなさい!』『それでも「いい人」を続けますか?』(ともにKADOKAWA)、『「バカになれる男」の魅力』(三笠書房)、『「男の色気」のつくり方』(あさ出版)などベストセラー・ロングセラー多数。著書60冊超、累計160万部突破。“人生に終わらないロマンを!”をテーマに「ライフワーク・クリエイト協会(自由人生塾)」を主宰、「一生モテる働き方」を愉しむRomanticLifeWorkerを育成。「人生100年、労働一生時代」に向けて「自分にぴったりな運命のライフワークと社外で出会い、感動しながら収入を得るライフワーク講座」を開催。またエグゼクティブハードワーカーに向けて「男の色気」を増強する「男磨きパーソナルトレーニング」も実施。大人の海辺の社交場・芝浦ハーバーラウンジは170回の開催、6000人の着飾った大人が参加。著者・エッセイスト養成スクール「SHIONAGI DOUJOU」では5000回の指導を行い、多くの新人著者・エッセイストを輩出。

うげっぱ
漫画、イラスト描き。U.G.E名義で『8.1 山田悠介劇場』や『マクロスプラス─タックネーム─』(ともにKADOKAWA)、『リトル・チャレンジャー Wake Up, Girls! -side I-1club-』(学研プラス)など、ホラーからロボット、美少女モノまで幅広いコミカライズを担当。今回、初のビジネスコミックに挑戦! Twitter:@UGEPPA16