【連載】漫画 もう「いい人」になるのはやめなさい! 第12話「チーム結成」

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公開日:2018/3/13

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■「愛想笑い」をやめるだけで驚くほど人生がうまくいく理由とは!?

 仕事上で「愛想笑い」をやめるとどうなるか? 目先のことだけを考えると、マイナスは大きい。「場の雰囲気」にそって愛想笑いをするのも、1つの技術だからだ。しかし私は20代の頃、あまりに寒い上司のギャグに笑えなかった記憶がある。

 しかも「キミはユーモアがないな。おもしろいことには明るく笑わなきゃ」と、見た目も会話センスもひどい上司に注意され、悔しい思いをしたことがある。そして、「あそこは笑ったほうがいいよ」「ここは空気を読んで笑ってあげようよ」と、場の空気を読むのがうまい「いい人」ほど、自分の本心を隠して愛想笑いをするのがうまかった。

 そんなときのことだ。仕事を終えて友人や仲間たちと集まる機会があり、そこで「あれ、最近突っ込みが甘いんじゃない?」「最近おかしくない? 愛想笑いはやめなよ」とダメ出しをされてしまったのだ。

 少なからずショックを受けたが、逆に自分がどうすべきかがはっきり見えた。「自分が住むべき水」と「そうではない水」をしっかり判断することに決めたのだ。

「愛想笑いを続けていたら、自分もあんなオヤジになるかもしれない」

 今では自分にぴったり合った対人環境で、自分らしく振る舞い、なんの摩擦を感じることもなく仕事をしている。
 今でも言えることがある。私はあの日以来、「つまらないギャグに強制的に愛想笑いを求めた上司」と同じ匂いのする人と関わり合うのを徹底的に避けている。良い仕事をするため、良い人脈を形成するため、良い人生を送るためだ。我慢してあの会社にいたら自分もああなっていたかもしれない。そう考えるとぞっとする。

 愛想笑いをしなければいけないような職場、または愛想笑いを苦痛に感じているようであれば、それはあなたがいる場所ではない。
 また、この「愛想笑い」はビジネス・仕事のみならず、プライベート、とくに恋愛にも悪い影響を与えることが多い。

 笑顔で柔和な表情で異性の話が聞ける。それは異性に好印象を与える。しかし、なんでもかんでも笑うしかなく、相手が間違ったことを言っていたり、人として良くない振る舞いをしたときにまで愛想笑いをしてはいけない。話の脱線や、無礼極まりない攻撃性を帯びた不快な態度に、惚れた弱みや、口下手という理由だけで「あはは」と笑い続けるのはただのいい人だ。

「なんでもかんでもニコニコ笑って聞いてくれるのは、最初は好印象。でもずーっとそのままだと、ちょっと飽きちゃうし、こっちもずっと、いい子ちゃんじゃないといけないから、結果疲れる」

 そんな本音にもあるように、実は愛想笑いに疲れており、むしろダメ出しや突っ込みを待っているということがわかる。

「変なことを言って、異性を傷つけたり、気まずいムードにならないか?」と気になるだろうが、そんなことはない。愛情を持ってサラリと言い切れば、イヤな気はしない。「切り返しや突っ込みができる頭の回転の速い人」というイメージを与えられるし、ある程度の突っ込みはかえって「親しみやすい空気感」が生まれる。

 パンチの効いたキャラは適度な緊張感で相手を心地よくさせる。ついつい「愛想笑い」をしてしまうという人は、よく覚えておいてほしい。

☆ポイント☆
いい人は、「愛想笑い」がやめられず、我慢の日々を送り続ける。
超一流は、「愛想笑い」から卒業して、自分らしい日々を送る。

<第13話に続く>


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潮凪 洋介(しおなぎ ようすけ)
エッセイスト・講演家・イベントプロデューサー。早稲田大学社会科学部卒業。主な著書に、「いい人」シリーズ累計21万部超の『もう「いい人」になるのはやめなさい!』『それでも「いい人」を続けますか?』(ともにKADOKAWA)、『「バカになれる男」の魅力』(三笠書房)、『「男の色気」のつくり方』(あさ出版)などベストセラー・ロングセラー多数。著書60冊超、累計160万部突破。“人生に終わらないロマンを!”をテーマに「ライフワーク・クリエイト協会(自由人生塾)」を主宰、「一生モテる働き方」を愉しむRomanticLifeWorkerを育成。「人生100年、労働一生時代」に向けて「自分にぴったりな運命のライフワークと社外で出会い、感動しながら収入を得るライフワーク講座」を開催。またエグゼクティブハードワーカーに向けて「男の色気」を増強する「男磨きパーソナルトレーニング」も実施。大人の海辺の社交場・芝浦ハーバーラウンジは170回の開催、6000人の着飾った大人が参加。著者・エッセイスト養成スクール「SHIONAGI DOUJOU」では5000回の指導を行い、多くの新人著者・エッセイストを輩出。

うげっぱ
漫画、イラスト描き。U.G.E名義で『8.1 山田悠介劇場』や『マクロスプラス─タックネーム─』(ともにKADOKAWA)、『リトル・チャレンジャー Wake Up, Girls! -side I-1club-』(学研プラス)など、ホラーからロボット、美少女モノまで幅広いコミカライズを担当。今回、初のビジネスコミックに挑戦! Twitter:@UGEPPA16