眠る前に1分間ください。明日、かならず「良いこと」が起こります。【連載】第2回「なんで自分ばっかりこんな理不尽な目にあうんだろうと落ち込んだとき」

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公開日:2018/3/12

『眠る前に1分間ください、明日、かならず「良いこと」が起こります。』(植西聰/キノブックス)

「今日はなんだかうまくいかなかったな…」……普段がんばっている人ほど、帰り道にそう悩んでしまうこともあるはず。
 眠る前のたった1分間でも、心の状態をポジティブにする習慣を持つことで、一日の締めくくりを少し明るいものにしてみませんか?

 連載第2回は、人と比べてつい落ち込んでしまう時に、そっとあなたに寄り添ってくれるやさしい言葉を紹介します。


■「失敗ばかり」は単なる思い込み

 マイナスの思い込みは、心にマイナスのエネルギーをためて、運まで悪くしてしまいます。
 うまくいかないことがあっても、「今回はたまたま、うまくいかなかった」「次はきっと大丈夫」というように解釈をして、心をプラスに切り替えましょう。

(本文16ページより抜粋)

■うまくいかなかったことから教訓を学ぼう

「失敗は成功のもと」ということわざがあります。
 失敗はしないに越したことはありませんが、避けられないこともあります。人はかならず失敗してしまうのです。
 失敗するたびに自分を責めたり、落ち込んだりしていると、心がどんどんマイナスの状態に傾いてしまいます。
 失敗したとしても、「次からは、こうすればうまくいく」というプラスの面を探し出して、気持ちを切り替えることをおすすめします。

(本文18ページより抜粋)

■落ち込んだときは「締め切り」を決めて落ち込もう

 悲しいことやつらいことがあれば、誰でも落ち込んでしまうものです。それは、人間なら当たり前の感情の働きです。
 だからといって、いつまでも落ち込んだ状態が続くのは良くありません。
 重い荷物をずっと持ち続けている状態を想像してみてください。最初のうちは何とか持っていられますが、時間が経つにつれて徐々に手が痛くなり、やがて限界に達することでしょう。
 心の状態もそれと同じです。ネガティブな感情という重い荷物は、時間が経てば経つほど重みが増すのです。そして、一度重くなってしまった心を元の状態に戻すのは、なかなか大変です。

(本文76ページより抜粋)

 新しい習慣を作ると一言でいっても、最初のうちはなかなかうまくいかなかったり、とまどうことも多いかもしれません。
 思い出してみてください。自転車の運転もはじめの頃はそうじゃありませんでしたか? こぎ始めは大変ですが、スピードが出るにつれてこぐのが楽になり、どんどん楽しくなってくるもの。

 毎日たった1分でできる習慣づくりも、これと同じ。新しい習慣で、新しく前向きなあなたをつくりだしてください。