佐渡島庸平 今月の「この本にひとめ惚れ」『「気づく」とはどういうことか』『健康を食い物にするメディアたち』『変化と進化のスーパーキャラクター』

文芸・カルチャー

2018/6/16

『ダ・ヴィンチ』本誌の人気連載コーナー「この本にひとめ惚れ」から、コルク代表・佐渡島さんのひとめ惚れ本を紹介。『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』といった大ヒット作品を世に出した天才編集者・経営者が“ひとめぼれ”した本をチェック!

『「気づく」とはどういうことか こころと神経の科学』

山鳥 重
ちくま新書 820円(税別)

装丁:間村俊一
編集:橋本陽介

情報が多すぎる現代は「気づくこと」がとても難しくなっていると感じる。きわめて細かな問いに丁寧に答えている好著。

『健康を食い物にするメディアたち』

朽木誠一郎
ディスカヴァー・トウェンティーワン 1000円(税別)

装丁:鈴木大輔(ソウルデザイン)
編集:堀部直人

ネットで発信される医療デマにどのように気づくのかを、とても丁寧に論じている好著。

『小池一夫のキャラクター進化論(2)変化と進化のスーパーキャラクター《ヘンしン・パ!》』
星海社新書 1000円(税別)

アートディレクター:吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)
デザイナー:山田知子(チコルズ)
フォントディレクター:紺野慎一
装画:井土かな子
企画・構成:山科清春
編集:櫻井理沙

小池一夫さんのキャラクター作りは圧倒的。
マンガ家や編集者を目指す人は必読!

【青山ブックセンターにて彷書】

<プロフィール>
佐渡島 庸平(さどしま・ようへい)
1979年生まれ。東京大学文学部を卒業後、2002年に講談社に入社。
週刊モーニング編集部にて、『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』など数多くのヒット作を編集。
インターネット時代に合わせた作家・作品・読者のカタチをつくるため、2012年に講談社を退社し、コルクを創業。
従来のビジネスモデルが崩壊している中で、コミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰。
編集者という仕事をアップデートし続けている。
●Twiter ID:@sadycork


写真=首藤幹夫
取材・文=田中裕