第4回『甘やかし節電のススメ・後編 礼央化的LED電球って何?ガイドブック』

更新日:2013/8/6

個人的にはSHARPのLED電球が気に入ってます
ハロゲンタイプはまだちょっと暗めですが、そこはお洒落間接照明を買うチャンス

『甘やかし節電のススメ・後編
礼央化的LED電球って何?ガイドブック』

豪州やフランス、アメリカの一部の州では
法律で今後の白熱電球の生産販売が禁止されるらしい。
我が国も偉い人が
「ユー止めちゃいなよ!」
と電機メーカーに白熱電球の生産中止を促した所
同調するメーカーも増えだしているそうです。


「ユー止めちゃいなよ!」

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環境問題が深刻な状態にある地球。
電力消費が多く短寿命な白熱電球は
今後無くなるかも知れません。

時代は白熱電球からLED電球に移ろうとしています。

白熱電球がこの世から無くなれば
もしかしたら
白熱という言葉を使う人がいなくなるかも……。

盛り上がった試合を見た感想として
「いやぁ、今日の試合は白熱したね!」
から

「いやぁ、今日の試合はLEDしたね!」

となるのだろうか?

“雰囲気・感情などが極度に熱を帯びた状態になることを意味する”
「白熱」
も次世代電球”LED”に取って代わられるかも知れない……。

と思いましたが、
それは違う。

LED電球はあまり熱を帯びないですからっ!

残念!!

思わず白熱電球よりも
過去の言葉を使ってしまいました。

そうなんです、LED電球は白熱電球よりも熱を帯びないので
付け替えるだけで室温上昇を抑え
ちょっと部屋も涼しくなり
不必要にエアコンを使わなくて良いかも知れません。


「今日の試合はLEDだったね」
正しい知識ならクールな試合の事だね

おっと失礼、
LED電球の知識を
さらけ出してしまいました。

前回の連載分「甘やかし節電のススメ」で
LED電球について調べまくった土屋さん。
LED電球の知識を言いたくて仕方ありません。

「んな事、もう知ってるぜ。ネット社会だぞ今は。価格.comだぞ!」
そんなハイテクな貴方もいるでしょう。

ただ
調べているうちに気持ちが
消費者側から生産者側に移籍してしまった土屋さん。

「まだ何も知らない人もいるかも知れない。
そんな人の為に我々がいるんです。
礼央さん、是非LED初歩入門をダ・ヴィンチでゼシ!」

そんな生産者側の天の声が聞こえてきました。

かしこまりました。
そろそろ
「今更聞けないLED電球の事」
になった感もある今だからこそ
礼央化がその役目を引き受けましょう。

全くLED電球の知識の無い方が
この回を読み終わった後に
「ってかLED電球以外ありえないー。生きて行けないー」
と思っちゃう様なガイドブックを作ってみようと思います。

『礼央化的LED電球って何?ガイドブック』

スイッチオン!

先ずはLED電球の優れている部分をご紹介。

「LED電球は10年以上長持ちです」

約4万時間使用可能な長寿命です。
8時間労働に例えたら13年以上勤務です。
灯りを照らすという職務について
時給800円で換算すると
3200万円分の働きを、
購入するだけで黙って働いてくれます。
なんてお得っ。
しかも電球が切れるという訳ではなく
本来の明るさの70%になってしまうまでに4万時間です。
その後だって灯りを照らし続けます。
カズっす。金本っす。


箱にもデカデカと4万時間を表示。
長寿命の自信の現れだろう

「LED電球は虫を寄せ付けません」
明るい街灯に虫が集まってくるのは
明るいからでは無く、実は紫外線。
その紫外線をLED電球はほとんど出しません。
「私って臭い!?」
虫が寄ってくると、
自分の臭いが原因だと心配になりますが
その大半は周囲の照明が原因。
LEDにする事で無駄な心配がなくなり答えが簡潔になります。
LED電球にして虫が寄って来たら
貴方の臭いが原因の可能性が大です。
お風呂に入りましょう。

ちなみに紫外線が少ないと
紙資料の色あせも軽減。
赤外線も少ないので熱で家具等を痛める事もありません。

「そもそもLED電球にすると省エネって言うけど
どれくらい省エネなの?」

お答えします。
「電気代は約80~85%オフっす」

年始のパルコのバーゲンもビックリのお得率です。
使用時間や電球の種類によって若干の差はありますが
通常の使い方をしていればこんなにリーズナボー。

ん?
何となくピンと来ませんか?

これを牛丼に置き換えるともっと安く感じるかも知れません。
白熱電球をLED電球に替えるという事は
並盛り380円が76円で食べられるのと同じです。

なんてお得っ!!

白熱電球をLED電球に替えるという事は
10円のうまい棒が2円で食べられるのと同じです。

安っ!!


LEDに替えるという事は、これが2円!
給料日前だから助かるわぁ!

なんで土屋さんはいつも
例えが牛丼とうまい棒なんだという所は置いておいても
これで安さを感じていただける筈です。
LEDにすれば
白熱電球1個の電力で5カ所の電気を賄える訳です。

どうですか?
付け替えるだけで
長持ちだわ、節電だわ、お得だわ、虫は寄ってこないわで
もうパラダイスなのです!
入れ食いなのです!

ただ皆さんもうお気づきの通り
LED電球、購入値段チョー高いっす。
TVショッピングの
「お高いんでしょ~?」
からの値段発表では
期待裏切りまくりの値段です。
白熱電球が100円~200円で購入できる所
LED電球は
なんと約2000~4000円します。

ちょっとしたCDアルバムです。
土屋家の電球14個を一気に取り替えたら4万円程かかりました。


ちなみにこのハロゲン型LEDは価格.com最安でも4180円……、
気楽に買うにはかなり高い。
(2011年8月30日現在)

「どん引き~、詐欺っぽいー」

そう思われる主婦の方もいらっしゃるでしょう。
ただ、今後の電気代を考えると
1年~2年で確実に元が取れます。
間違いなくお得です。
先に払うか、後で払うかの違いだけです。
飲み会も飲み代が先払いの方が
後払いより終わり際のノリが良いのと一緒です。

しかも1~2年後からは芋づる式にお得になっていきます。
2年後には技術革新でもっとお得なLED電球が
登場しているかも知れませんが
ただそこは、Apple製品と一緒。
欲しい時が買い時です。
節電が求められている今だからこそ
今が替え時なんです。

さぁ、さぁ!


さぁ!さぁ!

……

なるほど物理的な所だけでは、
購入にまだ二の足を踏みますか……。

分かりました、ここからは精神的な部分でご紹介します。

LED電球に代わると
明るさを表示するのがワットからルーメンに変わります。

もう時代はルーメンなんです。
時代ですよ。

ジーパンをデニムと呼ぶ感じです。
トックリをタートルネックと呼ぶ感じです。
スパッツがレギンスと呼ぶ感じです。
ワットが明るさ表示の白熱電球がスパッツ、
ルーメンが明るさ表示のLED電球がレギンスなのです。
というか、そう思うと、
お洒落なLED電球に替えたくなる筈です。

さぁ、さぁ!


さぁ!さぁ!

脅しじゃないです。ハイ。


時代はルーメンなんです。
AKBか?ルーメンか?位の感じと思っても良いかも知れません

ちなみに明るさ表記が変わった理由としては
ワットは勿論消費電力。
LED電球だと
技術力によって消費電力が同じでも
明るさが違うのです。
かつ
LED電球の消費電力が極端に少ないので
実質白熱電球60W同様の
明るさでも実際の使用電力通り
「7W」
と表記されるので
白熱電球と並んでおいてあると
「暗っ!」
と思われ、ちょっと分かりづらいので
ワットで明るさを表示するのを、止めちゃいました。


LED電球の消費電力はわずか6W。
ここだけでみたら、今までの常識だと
「暗っ!」

光に照らされた面の明るさを示す単位
「ルクス」
でも良かったのですが
LED電球は灯りを照らす視野が多少狭いので
場所によって当たる面の明るさが違います。
なので
照明器具そのものの明るさを示す単位
「ルーメン」が使われたのです。

210ルーメン、400ルーメン等
商品にはかならずルーメン(lm)が表示されていますので、
購入する時はそこを必ずチェックしてみてください。

「ルーメン」
ラーメン好きの貴方やホラー映画好きの貴方も是非。
 

このルーメン表示の他に
LED電球を購入するにあたり
気をつけなければならない点がいくつかあります。

電気屋さんに行ってみると分かると思うのですが
LED電球は電球の形が種類によって結構違うので
「我が家にあったLED電球はどれ?」
と迷う所です。
そこで確認したいのが
口金と言われる
電球を取り付ける部分の大きさです。

白熱電球を外してみて、口金のサイズを確認してみましょう。
大半がE26か小さめのE17な筈です。
他にもハロゲンタイプ等々ありますが
この「口金」のサイズを確認出来れば
交換可能です。


メーカーによって形は様々。しかし口金はE17で皆一緒。
ちなみに左から白熱電球、アイリスオオヤマLED、パナソニックLED。
はやりLEDはハイテクな形をしています

「口金」
なんとなく「白金」な感じで
セレブに感じられること請け合いです。

さぁ、さぁ!


さぁ!さぁ!

 

あとは自宅の照明器具が調光器付きだったり
断熱材施工器具の場合も気をつけましょう。
対応してない電球の場合、
極端に寿命が短かったり、点灯しない場合もあります。
商品には対応製品の場合必ず
「調光器対応」とか「断熱材施工器具対応」と書いてあるので
確認が必要です。
「このお野菜は何処産かしら?」
子どもの身体をいたわる優しい主婦の様な感覚ですね。
これからはこだわりの時代です。
さぁ、さぁ!

ちょっと さぁ、さぁ!
言い過ぎましたかね……。

何はともあれ
実際に白熱電球からLED電球に替えた場合の
明るさの違いを画像でご覧頂きましょう。
それが一番のきっかけになるでしょう。
これだけ書いておいてあれですが
百聞は一見に如かず、です。
こちらが白熱電球の灯り


白熱電球です

そしてコチラがLED電球……、


LED電球です

 

何も変わんなくね?
めっちゃ明るくね?

さぁ、 さぁ、さぁ!

さらに
電球型蛍光灯と違って、すぐに明るいです。
そして本当に熱くないので、室内温度が快適。
万が一電球が切れた時用の予備を買っておく必要も無い。
なのに電気代チョー安い。
LED最高ー!

この感覚、もしかして
賃貸マンションだったけど、
分譲マンション買っちゃったマイホームパパ気分?

LED電球にするだけで、
マイホームを買った気分が味わえます。

こりゃLEDタマリマせんな。
さぁ、 さぁ、さぁ!

決め文句はLEDに替えると
マイホームを買った気分になれるに決まりです。
礼央化された皆様、
周囲の人には是非、この殺し文句でススメて下さい。

ただマイホーム購入程ではございませんが
自宅オールLED電球化は結構な出費です。
出来れば失敗はしたくありません。
LED電球は現状まだ、
ビーム角の問題で
部屋全体の明るさで言うと
白熱電球よりはちょっと暗めなのも事実。
またメーカーによっても明るさの色味が違います。
先ずは一個だけ購入してみて
試してみるのがオススメです。


ちなみに左がパナソニック製LED、右がアイリスオオヤマ製LED。
多少色味が違います

特にハロゲン電球型がまだ明るさが不十分の情報をゲット。
そこで
僕もなるべく明るい電球が欲しいと
ネット通販で
ハロゲン電球と
同じ口金でなるべくルーメンの数値が大きいLED電球を物色中、
かなり数値の大きい電球があったので 1個注文。

数日後届いたので
さぁ実験と思って箱から出したら
コチラ……


ヒデブっ!デカ過ぎる!

あまりの大きさの違いに撃沈。
勿論照明器具には入りきりませんでした……。
勿論大きさの表示を確認しなかった僕が悪いのです……。
苦情の入れようが無い。
これを全部まとめて買っていたらと思うとゾッとします。
口金が一緒だからって
色々サイズがある模様です。
是非是非、1度手に取ってご確認下さい。


今度は確認後購入した同じ口金のLED電球。
縦の大きさは違いますが、横の広さは一緒です。
ちなみに左がハロゲン、右がLED

僕の家も1ヶ月程かけてオールLED化をしました。
多少暗くなった部分は電気スタンドを追加して補いました。
それでも電気代はチョー安いです。
LED電球のスイッチを一気に付けて
明るい我が家を眺めましょう。
家族でも呼んでその明るさを一緒に見るのも良いかも知れません。
ルーメン表示ではありますが

この明るさに
ワット歓声が上がる事請け合いです。

ではでは土屋礼央でした。


明かりを点灯させるとこんな感じ。
左がハロゲン電球右がハロゲン型LED電球。
全体的な明るさはハロゲン電球の方がありますな。
やはりLEDは直線な明かりっす。
でもコチラ、左に比べて
消費電力、僅か1/10ですぜ、ダンナ。
さぁ、さぁ!!