今日のイライラがスッと消えることば(3)「失恋も勉強、と思えるコツがある」

暮らし

2018/10/31

『怒らないコツ 「ゆるせない」が消える95のことば』(植西 聰/自由国民社)

 勝手なことばかり言う家族、頭ごなしに叱る会社の上司、我が物顔で道路を塞いで騒いでいる人の集団…あなたにとって身近な人でもそうでなくても、ついイライラ、カリカリとしてしまうことはありませんか?

「どういうわけか怒りっぽくなった」「でもそれって私のせいじゃないし…」と日々を送っているうちに、体調不良を感じるようになった人もいるかもしれません。

「怒らないコツ」「怒らないための知恵」を知ることで、ストレスを軽減して平穏な人間関係を築くためのヒントをご紹介します。

  連載第3回(全5回)は、「怒らない人」が最終的に幸せをつかむ、というちょっとうれしい話をご紹介します。


失恋経験を、もっと幸せになるための教訓に変える

怒りや恨みの感情に、いつまでもとらわれない(本書140ページ)

 幸せな感情を抱いていた時間が去ってしまい、失恋をした時、「私を裏切るなんて許せない!」と怒りが湧き出てくる気持ちもわかります。でも心のどこかでは、あの人のことを吹っ切らなければ、と感じているはず。そんな時に必要なのは、心理学でいう「リフレーミング」です。わかりやすく言い換えると「考え方の枠組みを変える」こと。ちょっと努力して「失恋したのは良い経験、これで人を見る目が養われた」とポジティブに考えてみると、考えの枠組みが変わるので、怒りだけにとらわれることがなくなりますよ。

人づき合いの失敗を、人づき合いの勉強に変えていく

プレゼントを通して、人づき合いの勉強をしていく(本書144ページ)

 あの人が喜んでくれるに違いないと思って用意したプレゼントが「好みじゃない」と言われてしまったら、腹が立つのももっともです。でも、怒ってしまうと、人間関係がギクシャクしてしまう原因に。こんな時には「リフレーミング(考え方の枠組みを転換)」して、「これからは、人にプレゼントを贈る時に、自分の決めつけじゃなくて、相手の好みを聞いてからにしよう」と考えてみてはどうでしょう。人と上手につき合う勉強になったと思えば、怒りの感情は和らいできます。

80パーセントの望みが叶えられたことに、幸せを感じる

100パーセントを求めるから、怒りが生じる(本書142ページ)

 結婚した相手に対して「私のことを幸せにしてくれると約束したから結婚したのに、あの人は私の望みを叶えてくれていない!」と不平不満を言う人がいます。はたして、彼は少しも望みを叶えてくれていないのでしょうか? このまま結婚相手に100パーセントを求め続けたら、きっと夫婦生活が破綻してしまうでしょう。彼と長くつき合っていきたいならば、リフレーミングして、「彼は私の望みを80パーセントも叶えてくれているから、幸せだ」と考えるようにすると、愛する家族といつまでも幸せに過ごせるようになりますよ。

 この本を開いて、一日の終わりに心のあり方をリセットすることができれば、明日を迎える今の気持ちがスッと軽くなるような気がしてきませんか?

 書かれている言葉は、決して難しいものではありません。あなたの味方になって怒りを静めてくれる「知恵」を、あなたの中に貯めていきましょう。