【第2回】最近のアイドルブームから高月靖さんの『ロリコン』を、読んでみた

更新日:2013/8/8

AKB48は21世紀の
ロリコンブームか!?

さてさて。
ここで最初に書いた、
最近のアイドルブームと
ロリコン癖は関連があるのか。
前回に引き続き
AKB48を持ちだしてみます。
AKB48といえば
チェック柄のスカートの制服。

あいたかった~イエスッ!!!!

女子中高生のシンボルであり
アイコンである制服。
それを少女たちが歌い踊る。
こりゃあ「少女の無垢」そのものじゃねえか。
ってことは、
AKB48は21世紀のロリコンブームだ!
と思ったらそう簡単に言える話でもなくて。
まず「ヘビーローテーション」の
PVとCDジャケット。
少女たちがセクシーな下着を着て
互いにチュッチュしている。
性の匂いがプンプンしていますよね。
これは「無垢」なのか?
って話ですが。。。
俺は、

「超無垢」

だと思います。

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背伸びしてセクシーな下着を着た少女達が、
互いに抱き合ってチュッチュしている。
男性の存在を全く感じさせない!
逆にレズビアン的な匂いがプンプンする。
こりゃあロリコン心をくすぐられますよね。

そしてAKB48といえば

「恋愛禁止令」。

これは完璧なアイドル条例で、
「少女の無垢」を守る
鉄のパンツとなるわけですよね。
一時期禁忌とされていた
三次元のロリコンが、
AKB48というシステムによって
「ロリコン」という言葉を纏うことなく
ブームとなっていると
言えるんじゃないでしょうか。
しかし、
人気上位の大島優子さんは23歳、
篠田麻里子さんは26歳、
前田敦子さんだって20歳と、
前述のロリコンの年齢層と被りません。
だけどそれがAKB48からロリコン臭を
薄めているのではと思います。
やはりタブーとされていたロリコン。
胸を張って「アイドルが好きだー!」
って言うと変態性欲扱いされてしまう
危機感があったと思います。
しかし年齢が少し上の彼女たちが
制服を着て無垢に純朴に歌い踊ることで、
全てが解決!

万事OK!!!!

もちろんアイドルファン全員が
そうなわけないですが、
背徳感の中さまよっていた
三次元ロリの人々の受け皿としても、
今のアイドルブームがあるのではないか、
と思います。

というわけで、
アイドル・アニメ・マンガなど、
独自の文化で欲求を満たす日本のロリコン。
他国のロリコンと少し毛色が違う気がします。
そこらへんの比較は
この本には書かれてなかったのですが、
気になるところです。
これを紐解くには、
日本人の国民性やジェンダー意識など
深いところを調べなきゃいけないですね。
誰か、調べて出版してください。