世界一周!…に行ったつもりでゆる~く楽しむコミックエッセイまとめ【連載①/アジア・インド】

コミックエッセイ

公開日:2019/4/29

 GW、特に今年のような長期連休中は「どこか旅に行きたい…!」という気持ちが強くなるもの。とはいえ予算やスケジュールの都合で現実的に旅行へ繰り出すのが厳しい人も多いのでは? そんな時は、笑えてためになるコミックエッセイで旅行気分を味わってみるのはいかがだろう。世界をほぼ一周する6回連載。第1回は、アジア・インドの旅4冊を紹介! 

韓国へ一人旅したい女性が増えている!?

『韓国 女ひとり旅』(ミカヅキカンナ/中経出版)

 韓流ドラマやK-POPが大流行して以来、韓国ファンになった女性は多いはず。距離的にも日本から近いため、実際に何度も足を運ぶ人は多いようだ。するとなかには、「今度は一人旅をしてみたい」といった考えに至る女性も。同書は、そんな一人旅願望を持つ人におすすめしたい一冊。

 現役OLである著者のミカヅキカンナは、韓国旅行のヘビーなリピーター。彼女が実際に味わったカルチャーギャップや珍エピソードなどを交えながら、“女子一人でも楽しめる”観光情報を紹介している。旅行に役立つマップや会話も収録されているので、実際に韓国へ行く時にも活躍してくれる一冊だろう。もちろん2人以上の旅にも使えるので、興味のある人はぜひチェックしてみて。

女子ひとり、台北屋台・食べまくりの旅

『アイラブ台湾屋台めし』(フジナミコナ/イースト・プレス)

 お次は台湾のコミックエッセイ。こちらも日本人の旅行先として大人気の国だが、その理由の1つは何といっても“屋台めし”にあるだろう。台湾の「夜市」は、まるで毎日開催されている縁日。観光客も地元民もこぞって集まるので、その活気に満ちた空間にいるだけでも気分が高揚してくるかもしれない。

 そんな台湾の魅力を余すことなく紹介してくれる同書。著者のフジナミコナが貪欲に屋台めしのメニューを食べ続けるシーンは、読んでいて思わずよだれが出てしまうほど。主に屋台めしにスポットをあてたコミックエッセイだが、旅の情緒もたっぷりなので一見の価値あり!

あこがれのマカオを徹底解説!

『噂のマカオで女磨き!』(花津ハナヨ/文藝春秋)

 マカオといえば、やはり“カジノ”だろうか。同書も「カジノで儲けて、スパやレストランで豪遊する!」という野望を持った独身女性マンガ家の爆笑コミックエッセイだ。バカラやブラックジャック、ルーレットの分かりやすい解説がついているため、これ一冊を持ってカジノに乗り込むこともできる。

 もちろん他にも世界遺産や名物料理、ホテル&スパなどもしっかり紹介しているので、いつかマカオに行くときの予習がてらに読んでみても楽しめるのでは?

日本とはまるで違う? インド人の日常とは…

『インドな日々』1巻(流水りんこ/朝日新聞出版)

 最後は一人旅のメッカといわれるインド。同書は“インド大好きマンガ家”流水りんこの、 笑いと驚きに満ちたインド旅行が描かれている。インド“オタク”が高じてインド人と結婚した彼女は、インドでの国際結婚生活の中でさまざまな“初めて”を経験。何から何まで日本と違う生活は、読んだ人を釘付けにすること間違いなしだ。

 実際インドへ行ったとしても、ホテル宿泊する人がほとんどだと思うので、同書で描かれるインド人のリアルな生活にはとても新鮮さを感じる人も多いはず。「もしも自分がインドで生活をしたら?」といった目線で読んでみても楽しめそうだ。

次回はヨーロッパ!