義母と結婚式場周りって、なんだったんだあの時間/『義母ダンジョンにハマっています。』④

文芸・カルチャー

2019/7/15

 5万人以上がザワついたツイートが書籍化! 2児を育てるワーキングマザー・秋山さんと、不思議な常識の中で生きる義母とのとんでもないエピソードが満載。「義母ダンジョン」の中で奮闘する秋山さんの戦いを10回連載でお届けします!

『義母ダンジョンにハマっています。』(秋山/KADOKAWA)

時間よ戻れ!

みんなは人生の中で「なんだったんだあの時間」って思った経験はある?

私は夫と結婚式場を6カ所ほど回り、

結局田舎から出てくる私の友人や親戚の交通の便を考え

都心のホテルにしようと結論を出してお義母さんに伝えたら

「6カ所しか回らなかったの? 大丈夫?

あなたたち考えが甘いから後悔しないか心配…」と言われ、

夏休みに姑と2人で式場を追加で4カ所回り、

2つのホテルの試食会にお金を払って参加した上で

「やっぱり最初に2人で決めたホテルにします」って言ったら

「あなたたちが決めたことなら任せます」って

偉そうに言われたことならある!!!

【ダンジョン後日談】
夫は仕事だったので私とお義母さんで数回に分けて色々な式場を回りました。ある式場のクジ引きイベントで、特賞のホテル宿泊券を当てた方の名前がたまたまお義母さんの旧姓で、自分が当たった!と思ったお義母さんが喜んでステー ジに上がろうとしたのが一番の思い出です。

親のできる最高の教育

「孫ちゃんたちは一流企業に入れなさい。

ブラック企業って今話題じゃない。

休みを返上してまで働きに出る会社には

勤めさせちゃダメよ。

今からしっかり

お勉強をしていい大学へ入れるの、

それが親のできる最高の教育よ」と

義母が電話で熱弁をふるっている横で

夫が休日出勤に出ました。

生命線

TVでオリンピックを見ていた義母。

「この子の生命線、長くないわね。

若い頃の輝きがもうないし、ほら」

と言い出したので

え、あの一瞬の映像で手相見えたの?

凄くない?と思って

「お義母さん凄いです」って言ったあとに、

よくよく話を聞いてたら選手生命のことでした。

お義母さんとまともに会話できるのも

そんなに長くないと思います。

セーター

外食に行く日、姑から「孫ちゃんに着せて行って」と

夫が幼少期に着ていた

セーターを渡された。

さすがにこれは…と着せずに行ったら、

食事が終わる頃に突然姑から

「今店の前にいる」と連絡が。

「ええ !? 」と慌てる夫。

そこで私が鞄から

あの毛玉まみれのセーターを取り出すと

また「ええ !? 」が出た。

はいどうもー

絶対来ると思ったー、

絶対孫が息子と同じセーター着て

近所のちょっとおしゃれなお店で

ご飯食べてる写真を撮りに

現れると思ったー。

はいはい写真ね、はい撮りますよー、はいカシャー、

はい綺麗ー、はいどうもーメリクリー。

<第5回に続く>