体のだるさをとるにはとうもろこしをチンするだけ! /『体をおいしくととのえる! 食べる漢方』③

健康・美容

2019/8/3

『体をおいしくととのえる! 食べる漢方』(櫻井大典/マガジンハウス)

「漢方ってこんなに簡単だったの!?」
知らなかった食材の力で、今夏の酷暑による体の不調をととのえてみませんか?
毎日の食事で簡単に対策できる食材選びやレシピを『体をおいしくととのえる! 食べる漢方』(櫻井大典/マガジンハウス)からご紹介します。

■疲れ・だるさ 傾向と対策

油っこい&甘いものは控える

 疲れやすい、だるい人は、エネルギー不足と考えられます。気を補う食べ物が欠かせません。牛肉や鶏肉などの肉類やえび、うなぎは食べるとすみやかに気を充実させる働きがあります。かぼちゃ、玉ねぎ、にら、じゃがいも、しょうが、ねぎなどたくさんの野菜と一緒に、不足した気を補いましょう。

 また油っこいもの、甘いもの、刺激の強いものは控えるようにして、よく嚙んで食べてください。肩こりは、血がドロドロで流れにくいことが原因ですが、食事を見直せば改善します。加熱した野菜やきのこがたっぷりのみそ汁を毎日とるようにしましょう。米にはとむぎを混ぜて炊くのも、簡単でおすすめです。

鶏肉は胃腸を温めて気を補ってくれる

 疲れやすく、なかなか疲れがとれないのは、エネルギーが不足している証拠。食べたものを消化吸収し、全身にエネルギーを送り出し続ける運搬器官の脾・胃が弱っていると考えられます。脾・胃の働きを活性化させ、気を補う食材をとることが大切です。

 鶏肉は脾・胃の働きを助け、胃腸を温めて、疲労回復に効果的。鍋に水と昆布を1切れ入れ30 分ほど放置。昆布を取り出し、火にかけて沸騰したら手羽元かぶつ切りにした鶏肉を入れ、中まで火が通ったら「鶏肉の水炊き」の完成。ポン酢でいただきます。締めにエネルギー源となる炭水化物が豊富なお米(白米)を入れてもいいですね。

 朝に体温より冷たいものをとると、エネルギーを消費し、疲れる要因になるので注意。

何より大切なのは疲れを「ためない」こと

いつも疲れているのは、単純に働きすぎのこともじつは多いのです。体をリセットする時間を持てていない現代人は少なくないのではないでしょうか。どんなに自分で健康と思っていても、休息もなく働きすぎては疲れが抜けるわけがありません。気付いたときには取り返しのつかない状態になることも。こまめに疲れをとれば大きな不調を予防することにつながります。仕事に打ち込むのはいいですが、がんばりすぎずにきちんと休むことも必要ですよ。

だるさをとるにはとうもろこしをレンチンするだけ

 体が重く、だるく感じるのは、「湿邪(しつじゃ)」のせいです。湿邪には、増えすぎた大気中の湿気である「外湿」と、体内でうまれた「内湿」の2種類があります。

 雨が降れば外湿は高くなります。雨の日や曇りでジメジメとした日、梅雨どきに体がだるくなるのは、外湿の湿邪が体内に入り込むからです。

 内湿は飲食の不摂生が大きな要因です。冷たいもののとりすぎや、水分のとりすぎで脾・胃の機能が低下。水分の吸収と運搬がうまくできなくなって、余分な水分が体の中にたまって内湿となり、体を重くするのです。

 とうもろこしは水分代謝を活発にする食材。利尿作用もあり、消化不良や食欲不振を解消する働きがあります。皮ごとラップに包み、電子レンジに入れて5〜6分。これなら体が重くてやる気が起きないときでもできそうですよね。

「冷たいもの」はアイスや氷入り飲料だけではない

「冷たいものをとらない、とりすぎない」。この本の中でも何回も出てきます。
ところで、冷たいものって、アイスクリームや氷の入った飲料などと思っていませんか? 常温で飲んでいるから大丈夫と思っていませんか? 体温より低い温度のものは体にとってすべて「冷たいもの」になります。気をつけてくださいね。


【次回に続きます(明日は肩こり・むくみに効くレシピを紹介!)】