『週刊ツリメ』「イギリスでインスタ映え。その背景に竹?」

エンタメ

2019/8/14

 海外に行きたいなって気持ちが沸々と湧いてくる時がある。やっぱ別の国に行くのって未知の冒険で胸がドクドクする。ツリメの行きたい国ナンバーワンはエジプトだ。何故かと聞かれた僕はこう答える。「ピラミットの謎を解く」と。馬鹿言ってんじゃないよ! と母親ちゃんみたいな罵声を読者に浴びせられるのも覚悟している。

 こう見えて結構オカルト好きなのだ。ネットで調べる事もあるし、コンビニの本棚に稀に置いてある都市伝説本に手を伸ばしちゃう癖もある。読むと嘘っぽい事しか書いてないがそれをほんの少し信じちゃう自分がいるんだ。

 だから男のロマンがあの四角錐の建造物に詰まってると信じたい。そしていつかあの世界的有名な映画、「インディ・ジョーンズ」シリーズにツリメが謎を解き明かした話を入れて欲しいのだ。勿論サブタイトルも決まっている。

「ピラミットを切った侍」。

 あのピラミットを真っ二つに割って真相を追うって意味だ。これを妄想から現実にしたく、野望を常に抱きながら生活をしているのだが、嫌な噂話を耳にした事がある。

 エジプトでブランド物を身に付けていると包丁で腕ごとちょん切られて盗まれるという悍ましい話を聞いた。真偽は不明だがこのエピソードに怖がっている自分が居てエジプトに向かう準備に行動が移せないのだ。なので行きたい国の1番ではなく2番の場所に行き先を変更した。

 イギリスだ。

 あの国では何処に居てもジェントルマンになれる気がしてさ。風景がどこも神秘的というか、おとぎ話の舞台みたいに魔法が街に掛かっているようだ。

 ロンドンやマンチェスターでサッカーを現地で観戦したい。竹も立派に生えてるらしい。エド・シーランのライブも観たい。最後はウェストミンスター宮殿でインスタ映えな写真も撮りたい。

 …ん?

 竹?

 野山に生えているあの筒?

 実はイギリスでは竹を花壇に植える人々が急増しているらしい。しかもそれが社会問題にまで発展してるのだ。驚異の増殖力で隣家の庭にまで侵食して裁判沙汰になったケースもボチボチ。嫌がらせで竹を庭にぶっ刺す輩も居るんだとか。

 やっぱ向こうの人達からすると竹って魅力的な植物なのか。そういえば日本でも逆の出来事も起きている。埼玉県深谷市でヤシの木を販売している企業があるんだ。ここは南の島なのかと突っ込みたくなる。実際にサイトに掲載されてある施工例を拝見した所、庭にヤシの木って悪くないねぇ。それを見て実家に植えたくなってきたよ。

 おばあちゃんも喜ぶだろうな。もう何十年も青い地平線なんて見てないだろうし、海岸まで連れて行きたけどお年寄りだから体力が持つか心配だ。せめて南国の気分を味わえる植物を自然と目に入る位置に植えたい。

 流石、埼玉県民は山に囲まれ海を触れる機会がない環境で育ってきた人種だ。あの南の島の象徴的な木を欲しがるのも分からなくはない。夏を感じる風物詩として君臨するヤシの木を JAPANで拝める環境作りをした人物は埼玉知事から「お前、埼玉を南国気分にさせる天才じゃん賞」を与えるべきだ。

 それに比べてイギリスで竹は通用するのか?

 社会問題になっている以上、竹の増殖に悩んでる人々が大勢いる筈だ。これは僕が日本刀を持って伐採しに向かわなければ!

 あぁ、これでまた世に語り継がれる映画が出来てしまう。

「インディ・ジョーンズ 竹の侵略を防ぐ侍」