幸せリストで、自分で自分をご機嫌にする。/『「溺愛理論」27のルール』④

恋愛・結婚

更新日:2019/9/17

好きな男性に愛されたい、永続的に溺愛されたい。“溺愛される女”になるための最新恋愛メソッドを、ニューヨークの脳科学研究所に勤務する脳科学者・瀬里沢マリさんが教えてくれます。

Point

あらかじめ自分をちょっと幸せにするリストを作っておいて、予定に組み込もう。

 常にご機嫌な状態でいるために、おすすめのアイテムがあります。それが、幸せリストです。

 幸せリストとは、これをするとちょっと幸せになれる、ちょっと気分が良くなることを列挙したリストです。

「海外のビーチリゾートで一週間バカンスする」だと、誰でも幸せになれるとは思いますが、これってそう簡単にはできませんよね? 長い休みを取らなきゃいけないし、お金もかかります。それだとちょっとハードルが高すぎるので、もっと気軽にできるものがおすすめです。

 劇的に幸せになるというよりも、ちょっと幸せになれる、ちょっと気分が良くなるなぁ、くらいのものをリストにするのがおすすめです。たとえば、アイスを食べる、とか。お気に入りの入浴剤を使う、とか。思い立ったらすぐできるようなものです。

 そんな自分を少しだけ幸せにするリストを作ってみましょう。思いつくままに書き出してみましょう。できるだけたくさんある方がいいです。いっぱいあったら、毎日どれかしらやっても飽きないし、状況に応じて選べるからです。

 少なくとも10個、できれば50個くらいあげてみてください。

 思いつかない方は、こんなふうに分けて考えてみてください。

①その瞬間、気分が良くなる
 例:アイスを食べる

②その作業自体が好きなわけではないけど、それをやる自分が好き
 例:彩りの良い健康的な食事を作る

③その結果、得られる快適さが好き
 例:鏡をピカピカに磨く

 幸せリストを考えるのが苦手な方でも考えられるように、幸せリストの使い方と、私の幸せリストをご紹介しているので、よろしければ参考にして、ぜひ自分自身の幸せリストを作ってみてください。

幸せリストの使い方

 幸せリストは一回作ったらおしまい、ではなくて、作ったリストを手帳にはさむとかよく見える場所に置いて、自分の日常に取り入れてくださいね。

 疲れたなぁとか、ちょっとご機嫌ななめな日には、一つでも二つでも、幸せリストから選んで自分に「小さな幸せ」をプレゼントしてあげてください。常にご機嫌な自分、常に幸せな自分でいてください。できれば、疲れ切ってからいざ幸せリストを取り出すのではなくて、事前に予定に組み込んでおきましょう。週一回とか定期的に入れるのでもいいですし、この時期疲れそうだなぁと予測できる場合は、先に手帳に書き込んでおくのです。

 たとえば、生理前はすごくイライラする、メンタルの調子が悪くなる、という方は、「今月はこの時期生理が来るから、きっとその前の週はイライラしてるだろうな。幸せリストから何か入れておこうかな」と先に手帳に予定として入れておくのです。

 または、仕事の締め切りに振り回されて疲れ切っている、という人は、たとえば大きなプレゼン発表があるのならば、それが終わる日にご褒美として幸せリストから選んで予定を入れておくのです。仕事帰りにショッピングに行くのでもいいし、その日が難しければ週末に楽しい予定を入れるのもいいですね。そうしたら、プレゼン準備でしんどいなと思った時にも「このプレゼンさえ終われば、私は土曜日に大好きなデザートビュッフェに行ける!」と頑張れるじゃないですか。頑張れるし、頑張った後の癒やしになるし、ご機嫌でいられるし、いいことづくし。

 仕事で忙しい女性ほど、気を付けないと、どうしても自分を後回しにしてしまいがちです。でも、自分が自分を大事にしてあげないと、誰もあなたのことを一番に大切にしてはくれません。

 自分を幸せにできるのは自分だけ! だって幸せかどうかを感じるのは自分なのだから。幸せリストを片手に、常に自分を幸せにしてあげましょう。

まとめ

・恋愛で失敗する原因は、自分をコントロールできずに男性の本質に反することをしてしまうから。

・不安に振り回されずに、常に自分をご機嫌な状態にするための相棒が幸せリストです。

<第5回に続く>

瀬里沢マリ
溺愛コンサルタント。薬学博士。脳科学者。1985年生まれ。東京都出身、ニューヨーク在住。2013年に東京大学大学院薬学系研究科で博士号を取得後、渡米し、ニューヨークの脳科学研究所に勤務。2015年より溺愛コンサルタントとして活動を開始