#名もなき家事に名前をつけた「自分で指定した再配達時間に急かされるように急いで帰宅する家事」/『名もなき家事に名前をつけたら』⑦

暮らし

公開日:2019/9/23

育休を4カ月取得した著者が感じたこと。「授乳以外は男性でもできる」「名もなき家事が多すぎる」…それらをつづった135文字のツイートは数多くの共感を呼びました。あまり言語化されてこなかった家事育児に名前をつける。それだけで気持ちが軽くなる人がいるはずです。

『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(梅田悟司/サンマーク出版)

自分で指定した再配達時間に急かされるように急いで帰宅する家事

命名 再配達門限

 ネットショッピングが定着したことで、増えた家事があります。それは宅配便の再配達を受け取る家事です。

 1回目は自分で到着時間を指定できないこともあり、受け取ることができず、再配達をお願いすることが多くなってしまいます。

 しかし、再配達は違います。自分で日時を設定するわけですから、受け取れないのはこちらのミスでしかなく、あまりにも申し訳ありません。

 そのため、買い物から、仕事から、子どものお迎えから全力で帰ることになるのです。まるで、自らに課した門限のように……。

 再配達の時間指定は2時間ごとの幅になっていることが多く、18:00~20:00にすると18:00に来るかもしれないし、20:00ギリギリになるかもしれません。

 お願い、できるだけ遅めに来てっ!

所要時間:15分
やれやれ度:60%

ワンポイントアドバイス
ちょうど家の目の前で出会うと小さなトキメキを感じます
(28歳・女性)

<第8回に続く>

梅田悟司(うめだ・さとし)
1979年生まれ。上智大学大学院理工学研究科修了。 4カ月半におよぶ育児休暇を取得後、Twitterに投稿した「育休を4カ月取得して感じたこと」が大反響を呼び、累計1200万PVに。
直近の仕事に、ジョージア「世界は誰かの仕事でできている。」、リクルート「バイトするなら、タウンワーク。」のコピーライティングなど。横浜市立大学客員研究員。多摩美術大学非常勤講師。