数字のない「ビジネストーク」は、ただの雑談『稼ぐ話術「すぐできる」コツ』⑧

ビジネス

2019/12/11

人を動かし、仕事を動かし、組織を動かし、そしてお金を動かす──“稼ぐ人に共通のコツ”を真似れば、誰でも稼ぐ人になれる可能性があるという。 「話すとは稼ぐことである」という信念のもと、不動産、保険代理店、広告代理店、教育事業など、様々なビジネスのプロデュースに携わり、300社を起業、300人の「稼ぐ経営者」を育て上げ、自身も毎年1億円以上の年収を稼ぐ金川顕教氏による、「すぐできる+すぐ効果が出る」話術を紹介!

『稼ぐ話術「すぐできる」コツ 明日、あなたが話すと、「誰もが真剣に聞く」ようになる』(金川顕教/三笠書房)

数字のない「ビジネストーク」は、ただの雑談

「数字で話す」メリットは、まだあります。目標を「数字」で話すと、モチベーションが高まるのです。

×「売上を上げよう」「見込み客を増やそう」「成約率を上げよう」ではなく、
○「売上を2倍にする!」「見込み客を20人にする!」「成約率を60パーセントにする!」

 と言い換えたほうが、目標が明確になります。結果、「この目標を達成したい!」「この目標は達成しなければならない!」といったモチベーションや責任感が生まれます。会議であなたの話を聞いた部員が、それぞれモチベーションや責任感を持って仕事に取り組めば、目標達成率が飛躍的に上がるのは当然ですね。これが「数字で話す」もう1つのメリットなのです。「数字で考える」「数字で話す」を習慣にするのは簡単です。日常会話の中に、ゲーム感覚で「数字」を入れて話す──これだけです。たとえば、

×「この商品は、あまり売れていませんね……」ではなく、
○「この商品は、発売から3週間で300個しか売れていませんね。今後、売上を30パーセントアップしないと利益になりません」

×「明日、成約率アップのミーティングをしませんか?」ではなく、
○「明日の午前11時から30分ほど、成約率60パーセントにアップするためのミーティングをしませんか?」

 といった具合ですね。いかがですか? 「数字」を入れるだけで、ふつうの日常会話が、一気にビジネス会話になるのです。逆に言えば、──

 数字が出てこない「ビジネスの会話」は、ただの「雑談」とも言えるのです。

 最初は慣れないかもしれません。ただ、「数字で話す」を習慣化してしまえば、あなたの「数字感覚」が磨かれて、自然と「数字」に強くなるはずです。結果、「ビジネス感覚」「コスト感覚」「時間感覚」まで磨かれてきます。たとえば、「健康のために、1日2リットルの水を飲むといい」と言われています。しかし、これを毎日続けるのはけっこう大変です。結局「とにかく水をたくさん飲むように心がけよう」と思うだけではないでしょうか。僕は「数字で考える」「数字で話す」を習慣化しているので、「500ミリリットルのペットボトルを4本飲めばよいのだな」と考えます。そう考えると、意外と簡単に目標をクリアできるものです。そして、「朝2本、会社で1本、帰宅後に1本飲む」と具体的な解決策を思い浮かべます。実際にそうやって、僕は水を毎日2リットル飲んでいます。客観的な数字で考えるから、達成率が上がるのです。「数字で考える」「数字で話す」──

 これを意識するだけで、あなたの会話に説得力と目標達成力が自然と出てきます。その結果、あなたに対する周囲からの信頼度と評価が増し、また一歩「さらに稼げる人」に近づくのです。

<第9回に続く>