間違った話の聞き方のワースト2『超雑談力』⑤

ビジネス

2020/1/14

「どうして?」より「どうやって?」と聞く。「あいうえお」でリアクションする。天気の話や時事ネタはNG。超カンタンな話し方のコツ満載!

ルール4 話の聞き方

 さて、第3のルールまでは、「どう話すべきか」についてお伝えしてきました。次のルールは「どう聞くか」です。

 雑談とは「関係を構築するための相互的な作業」ですから、いかにこちらが上手に自分の気持ちを伝えたとしても、それだけでは不十分。相手の雑談もきちんと聞かなくてはなりません。こちらのほうが苦手という人も少なくないでしょう。

 どのように話を聞けばいいか。基本は、これまでのルールの応用となります。

 つまり相手に「結論やオチを求めず」、ひたすら「会話のラリーを続け」、「相手が気持ちを話すよう」に持っていくということ。言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい。たとえば次のような雑談はどうでしょうか?

「最近、寒くなりましたね」
「あ、でも、来週は暖かいみたいですよ(①)」
「あ、そうなんですね……。いやー、急な気温の変化で風邪を引いちゃいましたよ」
「手洗いとかうがいとかしてます? 気をつけたほうがいいですよ(②)」

①その気はなくても、相手の発言を否定・訂正する。
②よかれと思って、アドバイスをする。

 このふたつこそが、間違った話の聞き方のワースト2です。

 普段の会話ならOKかもしれませんが、雑談においては完全にNG。

 雑談では、多少相手の話が間違っていようと、意見に違いがあろうと、目をつむって話を続けるのが正解となります。

肯定されると、人は気持ちを打ち明ける

「最近、寒くなりましたね」
「そうですねー。朝晩とか、めっきり冷え込んで(①)」
「急な気温の変化で風邪を引いちゃいましたよ」
「うわ、それは大変だ(②)」
「そうなんですよ。プレゼン前なんで弱っちゃいましたよ(③)」

 このように、相手の話を①とことん肯定して、②とにかく共感すると、さらにプラスの効果も生まれます。それは、③相手が「気持ちを言いやすくなる」ということ。人は、肯定され続けると、つい自分の気持ちを話したくなるのです。

 これまで見てきたルールを、あなたがどれだけ守っても、相手は好き勝手に話してくることもあるでしょう。そういうときこそイライラせずに、否定せず、アドバイスせず、話を聞きましょう。

 そうすれば相手も次第に落ち着いて、心を開いて、ルールに則った雑談を始めてくれます。

 相手の話を聞くときは、とにかく肯定する。とにかく共感する。

 これが第4のルールとなります。

ポイント
否定とアドバイスは、絶対にしてはいけない

<第6回に続く>