倉庫暮らしの姉妹が頼る、ガラの悪い三十路前の男とは?『里奈の物語』②

文芸・カルチャー

2020/1/12

物置倉庫で育った姉妹(里奈と比奈)は、朝の訪れを待ちわびた。幾つもの暗闇を駆け抜けた先に、少女がみつけた希望とは―。ルポ『最貧困女子』著者が世に放つ、感涙の初小説。 『里奈の物語』(鈴木大介/文藝春秋) 「潮(うしお)にい! 潮にい!」  反応はない。ドアの横の錆び付いたポストには、何日分かの新聞やチラシが突っ込まれ... 続きを読む