冷えを放置すると30代から「プレ更年期」!?/『温かくてしなやかな「ちつと骨盤」が体と心を幸せにする。』④

健康・美容

2020/2/4

女性が美しく生きるために必要なことって何でしょう? 毎日のスキンケア? ヘアケア……? 答えは、「ちつと骨盤」ケアなんです。 体と心を心地良くする、 一番大切なケアを今日から始めましょう。

『温かくてしなやかな「ちつと骨盤」が体と心を幸せにする。』(関口由紀:監修/日本文芸社)

冷えたカラダが引き起こす問題

 カラダが冷えると、女性にとって大切な、子宮や卵巣もうまく働くことができなくなっていきます。

 そもそも、女性の健康を司っている女性ホルモンは、脳の視床下部と下垂体によってコントロールされています。特に視床下部は、発汗、心臓の動悸や、血圧などの血管収縮、カラダの緊張・リラックスといった自律神経をとりまとめている器官。

 ですが、カラダの冷えや、閉経が近づくにつれて卵巣の機能が低下し、女性ホルモンが減少すると、脳はホルモンの分泌量を回復させようとします。視床下部から下垂体、そして卵巣という流れで、ホルモンの分泌を増やすための指令を出しますが、機能が低下している卵巣は、その指令に答えることができないため、視床下部が混乱して全身にさまざまな不調が表れるようになるのです。

 実は、生理にまつわる不調や、めまいなどの更年期の症状も、混乱した視床下部による自律神経の乱れから起こっています。

 また、女性ホルモンは、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす、代謝を促進するなどの作用があります。さらには、精神状態を安定させたり、骨密度を保つなどの役割も担っています。そのため、更年期で自然と女性ホルモンの量が減ってくると、生活習慣病、肥満、骨粗しょう症のリスクが高まります。こうした年齢による影響に、〝冷え〟という悪しき要素が重なってくると、病気になるリスクがさらに跳ね上がるのです。

 なお、30代から更年期のような症状が表れる「プレ更年期障害」も、冷えが大きな要因と考えられます。もし今、重いPMSや生理痛、頭痛、腰痛、精神の不安定といった悩みがあるなら、すでに冷えの影響が進行しているかもしれません。

<第5回に続く>