なんとなくで選んでない!? 自分にあった生理用品の見つけ方/『温かくてしなやかな「ちつと骨盤」が体と心を幸せにする。』⑥

健康・美容

公開日:2020/2/6

女性が美しく生きるために必要なことって何でしょう? 毎日のスキンケア? ヘアケア……? 答えは、「ちつと骨盤」ケアなんです。 体と心を心地良くする、 一番大切なケアを今日から始めましょう。

『温かくてしなやかな「ちつと骨盤」が体と心を幸せにする。』(関口由紀:監修/日本文芸社)

生理用品も使い分けて

自分に合った生理用品を見つけて

 みなさんは、ふだんどんな生理用品を使っていますか? 生理のときのちつまわりはいつも以上にデリケートで、乾燥している場合は、さらに敏感になっています。また、ちつまわりはもともと角質層がないため、触れたものの成分を直接吸収して、影響を受けやすいという特徴もあります。

 PMSや生理痛、生理中の不調がひどい場合、生理用品に含まれる化学成分が原因になっている可能性もあるといわれています。一般的な、化学繊維素材でできている生理用品は、通気性が悪くムレやすいので、かゆみやかぶれを引き起こす場合も……。

 ただ、最近では、生理用品もさまざまなタイプが出回っています。従来の化学繊維素材のものだけでなく、オーガニックコットンを使用したナプキンやタンポン、洗って繰り返し使える布ナプキンなどです。

 化学繊維のものは、経血を大量に吸い取ってくれる、使い捨てできて扱いやすいという面では便利。経血が多いときや、外出時には頼りになります。

 一方で、ちつ・外陰部の肌がデリケートな人や、自宅で過ごすとき、生理の始め、終わりなど経血が少ないときは、できるだけ肌にやさしい生理用品にするなど、使い分けるところから始めてみるといいでしょう。

 また、欧米、特にフランスでは、ちつ内に装着する月経カップが人気。月経カップは、シリコン製で鐘のような形状をしており、これをちつに挿入します。そして1日数回、取り出してカップにたまった経血を洗い流します。カップの大きさや硬さにいくつか選択肢があるので、自分に合ったものを選ぶことができます。日本でも、注目度が上がっており、オンラインで購入できるサイトも増えています。

<第7回に続く>