間違った使い方で便秘の原因に…温水洗浄便座の正しい使用法/『温かくてしなやかな「ちつと骨盤」が体と心を幸せにする。』⑧

健康・美容

公開日:2020/2/8

女性が美しく生きるために必要なことって何でしょう? 毎日のスキンケア? ヘアケア……? 答えは、「ちつと骨盤」ケアなんです。 体と心を心地良くする、 一番大切なケアを今日から始めましょう。

『温かくてしなやかな「ちつと骨盤」が体と心を幸せにする。』(関口由紀:監修/日本文芸社)

ちつまわりを考えた、トイレでの作法

温水洗浄便座の使いすぎに注意!

 ちつは尿道、肛門と近いため、排泄物で汚れやすくなっています。トイレのときはしっかりと拭き取ることが大切ですが、前後にゴシゴシ拭くと、排泄物をちつまわりになすりつけてしまうことに……。汚れた部分のまわりだけ、丁寧に拭き取るようにしましょう。

 温水洗浄便座で洗っているから大丈夫、と思っている人もいるでしょう。ただし、温水洗浄便座も使い方に注意が必要です。

 ビデでちつや尿道を洗いすぎると、常在菌や粘液が洗い流されてしまい、本来のちつの免疫力を低下させてしまうだけでなく乾燥もしやすくなります。

 温水洗浄便座の使用は排便のときだけに。水圧は弱めにして、肛門まわりだけを洗うようにしましょう。排尿のときは、温水洗浄便座は使用せず、尿道まわりだけをペーパーでやさしく押しあてるようにして拭いてください。

 また、便意を促すために温水洗浄便座で刺激している人もいますが、このような使い方はNG! 朝・晩の食後に自然な便意を感じとってから、排便するようにしないと、便意が低下し、便秘の原因になってしまいます。

続きは本書でお楽しみください。