【連載第1回】「お金を稼ぐことは悪いことではない!」 月収15万円から100万円になった現役介護士が教える、お金の不安がなくなる貯め方と使い方

ビジネス

更新日:2020/2/3

『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』(深井竜次/KADOKAWA)

 最近、本業をこなしながら、「副業」をすることで収入を増やすワークスタイルが浸透しつつあります。興味はあるものの、実際の収入がどのように変化するのか、副業はメリットがあるのかなど、疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。

「派遣社員×副業」という働き方を選んだ26歳の介護士・深井竜次さんは、お金を稼ぐことへの不安に対して、「お金に対するマインドロックを外そう」という言葉を投げかけています。

 本連載では、派遣社員を活用し、安定を確保しながら正社員の約7倍の収入アップ、さらに、労働時間を短縮、地方暮らし、在宅ワークまで実現した深井さんの著書『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』(深井竜次/KADOKAWA)から、「お金の不安がなくなる貯め方と使い方」を紹介します。

■頑張って作ったサービスや商品だからこそ、それに見合う価格設定を

 お金を稼ぐことに罪悪感を持つ人もいます。

 自分で作った商品をタダ同然で売ったり、知人からお金は取れないとタダでサービスや商品を提供したりする人がいますが、それはサービスを受ける側に自信がない印象を与えます。また一度安い値段でサービスを提供すると、サービスの価値が低く見られてしまいます。

 お金は価値の交換手段です。頑張ってサービスや商品作りをしても価格が低いと、価値も低くなります。価格設定はしっかり割りに合うようにすべきです。

■お金の稼ぎ方、使い方について真剣に考えることは人生を豊かにする

 自分でビジネスをしない場合でも、お金を稼ぐことを悪いと思う人もいます。

 残業をしたのに残業代を申請しない人もそうです。もちろん「お金より大事なことはある」と思いますが、お金にはシビアになったほうがいい。お金の有無は生活に大きく関わります。お金の稼ぎ方や使い方、貯め方について、真剣に考えることが人生を豊かにすると思います。

 お金があることで人は救われます。仕事をクビになり収入源が途絶えて貯金が底をつき、自殺をしようと思うほど追い込まれても、生活保護で毎月収入を得ることで、生きる希望を持ったという話もあります。逆にお金がないことを悩んで命を自ら絶つ人もいます。お金を稼ぐことは悪いことではありません。生きていくために、お金は必要不可欠な存在です。

(著=深井竜次)