【連載第3回】「幸福感を上げるお金の使い方って?」 月収15万円から100万円になった現役介護士が教える、お金の不安がなくなる貯め方と使い方

ビジネス

更新日:2020/2/5

『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』(深井竜次/KADOKAWA)

 社会に出て仕事をする上で、何かと不安要素になるのが「お金」のコト。

「自分の仕事と給料が見合っていない」、「将来このままで暮らしていけるのだろうか」生きていくために必要なものだからこそ悩みが尽きません。

 本連載では、派遣社員を活用し、安定を確保しながら正社員の約7倍の収入アップ、さらに、労働時間を短縮、地方暮らし、在宅ワークまで実現した深井さんの著書『月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方』(深井竜次/KADOKAWA)から、「お金の不安がなくなる貯め方と使い方」を紹介します。

 連載第3回目となる今回は「幸福感を得られるお金の使い方」について。お金を稼ぐことが大好きな深井さんの幸福感をアップさせるお金の使い方を紹介します。

■お金を使うときは『非日常感』が大切!

 お金はメリハリをつけたほうが楽しく使えます。僕の場合は固定費を最小限にして、余ったお金で人に会ったり、本を読んだり、友人とおいしいご飯を食べることに使っています。

 もし、今より5倍の家賃の家に住んだとしても、幸福感が5倍になると思えません。増えても1.5倍くらいでしょう。それならそのお金を別に使いたいというのが僕の持論です。

 また、普段は自炊で安く済ませて、月に1回、彼女と高いディナーを食べる、いつもはカットモデルで髪を切るけど、半年に1回はお金を払って有名な美容室で髪を切るのも好きです。

 お金を使って幸福を感じるのには「非日常感」が大切。日々の生活を安く過ごして、たまにお金を使って豪華にすると、毎日の生活とのギャップが生まれて、幸福感を得やすくなります。いつもは1本100円のお茶を買うけど、週に1回、180円の特別なお茶を買うだけでもいいんです。

 このギャップを作るためには、日々の出費を節約する必要があります。同じお金の使い方でもメリハリをつけたほうが楽しいし、お金がない人ほどこのギャップを意識して生活をしたほうが、ストレスが少ないと思います。

■お金を使う領域、使わない領域をしっかり設定する

 僕は一般的にケチな部類です。お金がある今も人に奢ることはなかなかしないし、経費に落とせる出費をするように意識しています。そして、お金を使う前には「この出費は自分を豊かにして成長させてくれるものか?」と考えます。

 もちろん、中には消費をして終わりというお金もあり、使ってみないとわからないこともあります。しかし、僕の経験上「読書と旅と人に会うこと」は決してムダにならないと感じます。

 持っているお金には上限がある。だからこそ、使う領域と使わない領域をしっかり設定することが大事だと思います。

(著=深井竜次)