寝ないと太る? それとも痩せる?/『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』②

暮らし

公開日:2020/3/14

体のなかはわからないことばかり! そんな不思議を集めた本がついに登場!! あなたは自分の「体」を知っていますか? 実は知っているようで、我々の体はわからないことばかりなんです。そんな体に関するオドロキを1冊にまとめたのが、『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』です!

『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(奈良信雄:監修、加納徳博:絵、こざきゆう:文/ポプラ社)

ねないと太る

ざんねん度 ★★★☆☆

 一晩中起きている徹夜などを続けると、体もつかれるし、どんどんやせていきそうに思える。でも、実際はぎゃく。体は太りやすくなってしまうのだ。

 ねないというのは、起きている時間が長いということ。すると、体は長時間活動するため必要なエネルギーをたくわえようとする。そこで、食べたい気持ちをおさえるレプチンというホルモンが減り、食べたい気持ちを高めるグレリンというホルモンがふえる。その結果、いつもよりいっぱい食べてしまいやすくなるのだ。

 ちなみに、これはきみたちも他人事ではない。ある研究によれば、1日6~7時間しかねない子どもは、8時間以上ねている子どもより、2.5倍も太りやすいそうだ。

<第3回に続く>