人間の体がホタルみたいに光るって本当?/『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』⑥

暮らし

公開日:2020/3/18

体のなかはわからないことばかり! そんな不思議を集めた本がついに登場!! あなたは自分の「体」を知っていますか? 実は知っているようで、我々の体はわからないことばかりなんです。そんな体に関するオドロキを1冊にまとめたのが、『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』です!

『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(奈良信雄:監修、加納徳博:絵、こざきゆう:文/ポプラ社)

人間は光っている! とくに病気のとき……

ざんねん度 ★★★★☆

 ホタルのように、人間の体も光っていると聞いたら、きみはおどろくんじゃない? これ、本当なんだ。

 人間の体をつくっている細胞は、ふだんから光を発している。これはバイオフォトンとよばれるものだ。細胞の活動が活発になると、より強く発光することがわかっている。

 とくにもっとも光を放つのは、がんという細胞の病気にかかっているとき。がん細胞がどんどんふえているとき、バイオフォトンは強まる。また、体がストレスにさらされているときも光が強まるというデータもある。

 ただし、発光するといっても、目には見えないほど弱く、まっ暗な部屋でわずかな光をとらえる機械などを使わないと見ることはできない。また、なぜ光るのか、原因は解明されていない。

<第7回に続く>