世界で異なるうんこの量。日本人は何グラム?/『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』⑦

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公開日:2020/3/19

体のなかはわからないことばかり! そんな不思議を集めた本がついに登場!! あなたは自分の「体」を知っていますか? 実は知っているようで、我々の体はわからないことばかりなんです。そんな体に関するオドロキを1冊にまとめたのが、『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』です!

『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(奈良信雄:監修、加納徳博:絵、こざきゆう:文/ポプラ社)

国によってうんこの量はちがう

びっくり度 ★★★☆☆

 世界には76億人以上の人間がいる。そして、みんながうんこをする。同じ人間だから、1日のうんこの量も同じくらいな気もするけど、国によってぜんぜんちがうのだ。

 日本人が1日に出すうんこの量は、約200グラムといわれていて、アメリカ人の平均約150グラムとくらべて、そこまで大きな差はない。しかし、差が大きい国もある。イラン人は約349グラム、ウガンダ人は約470グラム、そしてケニア人はなんと約520グラム! 日本人の2倍以上だ。

 この差は食生活のちがいによる。野菜や穀物には食物繊維が多くふくまれていて、人間の胃や腸ではあまり消化されずに、わりとそのままうんこになる。野菜や穀物をよく食べる国かどうかが、うんこの量のちがいになるのだ。

<第8回に続く>