社長に直接連絡するのは失礼じゃない!? SNSで連絡するときの注意点/『新しい転職面接の教科書』⑦

ビジネス

公開日:2020/5/4

面接において、一番理解しておくべきことは「面接には作法がある」ということです。「いやいや実力があれば関係ないでしょ」と思われる方もいるかも知れませんが、そんなことはありません。目からウロコの「採用の本質」を知って最強の内定を手に入れませんか。

『新しい転職面接の教科書~「最強の内定」を手に入れる!』(福山敦士/大和書房)

社長に連絡するというやり方

×これ誤解です 社長に直接連絡するのは失礼?

 現在は、個人のSNSで情報発信ができる時代。会社の経営者でSNSアカウントを持っている人も増えています。若い経営者に限った話にはなりますが、連絡手段はツイッターが一番いいでしょう。会社のホームページにある問い合わせフォームから行くよりもレスが早くもらえます。

 目上の人にDMを送るなんて失礼だ、と躊躇する人もいるかもしれません。特に世代が上がるほどそういう人は多い傾向にあります。ですが、この考えは思い込みです。社長がDMを開放しているのであれば、それはすなわちメッセージを送っていいということです。現に僕のツイッターアカウントにも10代の子たちから容赦なく連絡が来ます。最初こそ僕も驚きましたが、時代はこうやって変わるんだなと感じたものです。今、社長たちが続々とツイッターを始めているのも人事ツールとして使っている側面が大いにあり、「ツイッターで採用した」と言いたいのです。

 これは採用コストがゼロですし、自分自身の発信に共感してくれている人が応募してくれたということが明確だからです。

気軽なツールだからこその配慮を

 SNSで連絡をする際に気をつけたいのが、まずは時間帯。メールはPCだけで見る人も多いですが、SNSの場合はスマートフォンに通知が来てしまうので、印象を良くするためにも時間帯はできるだけ営業時間内がいいでしょう。

 また、メッセージもいきなり本題に入ってしまうと失礼に思われるので、「突然のご連絡失礼します」「いつも~~を拝見しています」というふうに始める丁寧なメッセージの方が角が立ちません。ここで、「SNSだから短くしないと」という気遣いは無用です。丁寧すぎるくらいに書くことで常識人ということが伝わります。

 連絡をするタイミングは、その社長のツイートが広がっている時や、イベント・講演会で登壇した日の夜か翌日がベストでしょう。

アドバイス:SNSで連絡する時ほど時間や言葉に注意を

<第8回に続く>