コロナ太りに喝!●●●●●で美肌、美メンタル、美ホルモン全のっけ!『棺にコスメ』④

健康・美容

公開日:2020/5/1

 圧倒的筆力で美容好きに人気を誇るブログ「棺にコスメ」がダ・ヴィンチニュースに登場! あなたの顔と美容魂をブチあげる魂の美容エッセイをお届けします。


 不要不急の外出は絶賛自粛中な今日。

 世の常はどこまでも厳しく…家の中でさえ迫りくる危険があるなぁとひしひしと感じます。

 コロナ太りって怖いやつが…。

 特にテレワークに移行した方は…

 太るよねー! 太っちまうよねー! 順当にねー!

 私は何年か前に会社員を辞めて自宅ワークになった身で、「毎日の通勤の運動量が無くなる」身体への影響はもう経験済みなのですが、まぁ太るんですよ!

 よっぽど普段から気をつけている人じゃないとね。

 私は気をつけていなかったので、そのまま太り散らかして、メンタルも何もかもぐずぐずになり、もうこりゃ手に負えんということで、ジムに投身するオチになるんですが(結果20代の時より体力がついて良かったです)、今はジムにも行けないって…!

 兵糧責めじゃないですか。

 

 このような状況で太らないためにはどうすればいいか…

 これからすごくつまらないことを言います。

 食事と運動です。

 あぁーーーつまらない‼ ごめんなさい‼

 当たり前すぎる‼

 しかし聞いてほしい。

 太らないついでに肌も心もホルモンも整うというオプションつきではどうでしょう?

 ちょっと惹かれませんか?

 ちょっと惹かれたよという方のために、自粛中でも太らない方法※嬉しいオプションつきをご紹介しようと思います。

方針①とにかく栄養不足にならないようにしよう

 太らないために食べる量を減らすとかカロリーを減らすとか思っているなら、ちょっと待って。優先すべきなのは、必要な栄養素を必要な分摂取することです。

 これが太らないことへ繋がるー!
 でもって肌も心もホルモンも整うー!
 祭りだー祭りだー!

 これはつまり何も奇跡が起きるということではなく、「足りてないと悪いことがありすぎる」ということなんですよ。だって身体の機能を維持するために絶対に必要なものなんだから。難しいこと考えずに、そりゃそうだろうなと納得してやってください。

方針②まずタンパク質をとろう

 家にいる時間が長いと、ついつい作るのが簡単で美味しくて食べやすい、麺類やパンや丼モノに頼ってしまいませんか? 日本の成人女性はそもそもがタンパク質が足りてないといわれているのに、それではますます足りなくなってしまいます。

 タンパク質が不足することで起きる身体への影響をあげると、以下のようなものがあります。※細かいプロセスについては端折っています

・基礎代謝の低下
・体力、免疫力の低下
・運動機能の低下
・集中力や気力の低下

 この字面だけで、「やっば!」と思ってタンパク質をとってくれるとありがたいのですが(どの立場なのか謎なんですが)

 とらないでしょ

 たいしてとらないよね? そこのあなた。

 とってくれますぅ?

 いーやとらないっしょ! わかるね。

 もう長いことタンパク質おばさんをやってきてるもので。

 

 先日、身近なところで「第1回どうしたらタンパク質をとってくれるんだ?アンケート」をとったんですよ。

 タンパク質不足で起きる悪いことor足りることで起きる良いことは、表裏一体なんですが、どちらを知った方が一体全体あなたたちはとる気になるんですか?と。

 そうすると、良いことが知りたいという意見が多かったのです。

 北風と太陽、やっぱ太陽ってかー!

 ペコパの漫才がウケるわけです。

 オーケーオーケー。

 湯水のようにメリットを挙げていくから、どうかとる気になってくれ!

 

 で、タンパク質が足りると何が起こるのか。以下はすべて私の体験談で医学的なことも素人調べですが、まあ聞いてください。ほんとにそうだったんだから。

なんか太りにくくなった

 タンパク質重視生活に切り替えてしばらく経った時から、食事後にこれまで感じたことがない熱さがお腹の中から全身に行き渡るのを感じるようになりました。夜に焼肉のみをたらふく食べた日なんざ、次の日は体脂肪が若干落ちているということもざらです。なぜか? それは…

 タンパク質は、食べるだけでエネルギーを使うからです。

 食事をした後って身体があたたまりますよね。あの現象は食事後に代謝が上がる「食事誘発性熱産」というものなのですが、栄養素によって食事誘発性熱産のエネルギー消費量が違うんです。糖質のみだと6%、脂質のみだと4%、タンパク質のみだとなんと30%。平均で10%だそうです。

 エネルギーをあまり使わない糖質と脂質が中心の習慣になってしまうと、エネルギーを使う食事がどんどん受け入れられなくなってきます。いわば食の虚弱状態。パンや麺類やご飯を、「楽だから」という理由だけでたくさん食べてる人は気をつけてくださいね。

 私がそうでした。だって疲れるんだもーん!※今は平気です

 ただ、エネルギーを使うということは、ある意味「疲れる」ということでもあるので(お肉、特に牛肉は疲れます)、お肉、お魚、大豆製品、乳製品、卵を体調に合わせてバランスよくとってみてください。

肌レベルがめっちゃ上がった

 タンパク質生活にしてから、めっちゃ肌が変わりました。

 明らかな変化として、全身の皮膚に厚みと弾力が出た、肌ツヤがアップした、疲れにくくなった、爪が丈夫になった、風邪をひいても治りが早くなった、乾燥肌の緩和、冷え性の緩和などがありました。

 なぜならタンパク質は、筋肉、皮膚、髪の毛、骨、血管、血液、内臓などを作っているから…ってわかりきってるよね!でもこれを「体験」でわかっている人ってどれぐらいいますかね? 私は「栄養素が身体の末端まで十分に届くとはこういうことなんだろうな」とひしひしと実感しました。

 食事からとるタンパク質が足りないと自前の筋肉を使うことになります。そうすると筋肉の借金状態になるんです。

 よい美容液を使う前に(後でもいいよ!)タンパク質をとって!

メンタルが明るくなった

 タンパク質をとるようになって、気分が落ち着き、明るくなったんです。

 大事すぎんだろ。

 今の状況では太らないことより大事だよって。

 これは、タンパク質の構成成分である必須アミノ酸が、脳の伝達に不可欠な神経伝達物質を作るから。脳の栄養失調により、神経伝達物質の分泌がうまくいかないと、要は脳にちょっとしたバグが起きて、情緒不安になったり眠れなくなったりするんですって。

 しかも、神経伝達物質を作る原料となる栄養素は体内合成できないそうだ! 食べ物からとるしかないのです。これ決定事項だって。大事すぎんだろ(2回目)

 またまた、私の体験の話ですが、タンパク質が足りていなかった時、メンタルが最弱だったんですよね。何か病名がつくような症状ではなかったし、人と会ったら楽しくお話できるんですけど、「私のマックスの元気ってこんなもんなのかな?」と疑問が湧く感じ。

 今マーーーーーックス元気。

 当時の状態を抜けて今思うのは、あの頃はすこーし靄がかかっていて、年齢のせいにしてあのままいったらちょい危なかったのかなと思います。

女性ホルモンが整った

 タンパク質には女性ホルモンを作るコレステロールが含まれています。

 コレステロールは女性ホルモンの原料なんです。でかい。

 さらには細胞の膜を構成しているのもコレステロール。どでかい。

 とにかく、女性はコレステロールと一生うまく付き合っていかなきゃいけない運命。

 コレステロールの常識ってどんどん変わってきてますよね。数値ではなく質が重要といわれていたり。コレステロールの質でタンパク質を選ぶなら、青魚。マグロ、イワシ、ブリ、サバ、サンマなどの脂肪分に多く含まれるオメガ3脂肪酸が最高。

 私の唯一の自慢は女性ホルモンのバランスが整っていることかもしれません。

 脳細胞にもとても必要で、新しいことの習得や、記憶力を保つ脳内の神経細胞間の通信を活性化すると言われています。こちらも体内で合成できないので必ず食べ物でとらないとダメです。簡単なのは鯖缶を週に2回食べる、とか。

タンパク質+ミネラルで最強

 で、このタンパク質が色々よいことをしてくれるのをサポートをするのがミネラルなんです。必須。では、ミネラルは青汁飲んでおこうか。超絶雑ですまん。

 プロテインと青汁混ぜて飲めば間違いなし。

 

 長々と書きましたが、まずは必要な栄養素を必要量とることで、満腹と満足の境がわからないような過食衝動や、妙な飢餓感などは限りなく減ると思いますし、食事誘発性熱産のエネルギー消費量を適切に維持すれば太りにくくなります。必要以上の糖質は「ご褒美」にしましょう。これは、知識ではなく「体験」でしか知り得ないことなので、ぜひ体験してください。

 最後に手間のかかる作業をぶっこむんですけど、食事票を1週間ぐらい(3日でもいいよ…)つけてみてください。ご自分がどれだけタンパク質をとれているか把握してほしいのです(友人は牛肉40g食べたらタンパク質40gとれると思っていましたとさ…)。特に運動をしていない成人女性の場合、タンパク質必要量は「体重×1g」(※体重50kgだったらタンパク質50g)と考えるとわかりやすいと思います。

 このときに各食品のタンパク質含有量をざっくり知ることも必要。その上で食事やプロテインで調整してください。食事で足りているのにプロテインをばがば飲むのはNG。

【私の食事例】※カッコ内がタンパク質量
朝:青汁とプロテイン(10g)計10g
昼:豚(50g)キムチ炒め(10g)、大根とホタテのサラダ(5g)、ワカメの味噌汁、ご飯1膳 計15g
間食:さつまいも(バターつける)、カフェラテ(2g)計2g
夜:鮭とキノコのバターホイル焼き(20g)、トマトとキャベツのスープ 計20g
合計47g
※炭水化物や野菜にもタンパク質はわずかに含まれていますが、吸収性は低いので表示除外しています。
ここまできて、寝る前にプロテインを追加するかどうか判断します。私の正確な体重は発表しませんが、少し追加することにしますかな。

 このように食事でのベースができたなら、運動を組み合わせることでさらなるブレイクスルーが約束されています。運動編は次回にて。

第5回につづく

●プロフィール
ヒツコス
人気美容ブログ「棺にコスメ」ブロガー。アトピー肌を克服してメイクと美容と筋トレに爆進中の40歳。自称酸化&糖化ヘイターのインナーケア好き。「生きてく限りメイクする」がモットー。いつだって照準はブラピ。

イラスト:シュシュ
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