「説得力」のある文章にするには? 他者視点を持つことが大切/言葉を減らせば文章は分かりやすくなる④

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公開日:2020/6/9

日本語の専門家としてテレビで活躍中の著者が、「短く、わかりやすい文章」の書き方をやさしく解説。「書き出せない」「まとまらない」という文章が苦手な人から、「もっと文章スキルを上げたい」という人まで役立つテクニックが満載です。

『言葉を減らせば文章は分かりやすくなる』(山口謠司/ワニブックス)

キーワードへの紐付けが文章化を助ける

 2つの軸を使うことで、思考は明確になります。ただ、これだけでは文章化しづらいと思う人もいるでしょう。

 具体性がないからです。

 そこで、より明確に思考を把握するための作業をご紹介します。

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 2軸に当てはめて思考を明確にした後に、「それを形にするための情報を集める」という作業を行ないます。

 営業職の人なら、他社の商品のアフターケアの内容など、なんでもいいから集めます。

 まずは、間口を大きく情報を集め、伝えたいことに詳しくなりましょう。

 とにかく思考により多くの情報量を紐付けるのです。そうすることで、よりあなたの考えは明確に浮かび上がってきます。

 おすすめなのは、自分なりにキーワードを設定し、情報を集めることです。効果的に思考を明確にできます。

 2つの軸が交差する場所にあるものは、抽象的な場合もあります。より具体的なイメージを膨らませるために情報を集めましょう。

自分以外の何者かになり「説得力」を上げる

 また、他者視点を持って情報を集めると効果的です。

 たとえば、あなたのプレゼン内容を通す立場にある人になりきって、どんな情報が欲しいかを考えてみるのです。

 自分とは異なる視点で判断を下す人の感覚を取り入れることで、思考は進化していきます。

 思考が明確になったときには気分が高まります。

 仕事は、相手があって成り立っている場合が多い。だからこそ、人を納得させられるレベルまで、思考を磨く必要があります。

 自分以外の何者かになることであなたの考えは、相手を納得させる力を持ちます。

 良質な情報を付加することで、文章の威力も強まるのです。

<第5回に続く>

この記事で紹介した書籍ほか

言葉を減らせば文章は分かりやすくなる

著:
出版社:
ワニブックス
発売日:
ISBN:
9784847099052