誰でもすぐに実践できる! 腹筋全体を鍛えられる「バンザイクランチ」を動画付きで解説/いちばんかっこいい筋肉のつけ方①

健康・美容

公開日:2020/6/29

ただ鍛えまくればいいわけではない。ちょうどよい身体は楽しく作れる! Twitterで大人気の筋トレインフルエンサー・けーすけによる、いちばんかっこいい筋肉がつく筋トレ本。夏に向けて、最強にかっこいい身体を目指そう。

『いちばんかっこいい筋肉のつけ方 やりすぎない筋トレ 食べていい時間は1日8時間』(けーすけ/KADOKAWA)


はじめに

 はじめまして! パーソナルトレーナーのけーすけです。僕は普段、パーソナルトレーナーをしながらYouTubeとツイッターなどでトレーニングやダイエットに良い食事法を発信しながら、世界中を旅して筋トレをしています。

 そんな生活をしているからか、「それだけ発信してるってことは、昔から筋トレが好きだったんですか?」とよく聞かれます。でも、そんなことは全くありません。むしろ逆でした。

 高校時代の僕は、インドア派で運動は全然していませんでした。また、大学受験のために勉強漬けの毎日。そんな日々を繰り返していくうちに、ストレスと運動不足でブクブクと太っていきました。無事に大学に合格したはいいものの、鏡を見るのも嫌なくらいの体形になってしまったのです。

advertisement

 当時「大学に入って彼女を作りたい!」と意気込んでいた僕は、みっともない自分の身体が嫌で嫌でたまりませんでした。「ダサいし服は似合わないし、こんなんじゃ、モテることもないだろうな…」。自己嫌悪で僕は人の視線が怖くなり、どんどん消極的になっていきました。

 これでは、いけないと思い、とりあえずダイエットをしてみました。3日間断食をしてみたり、食事をサラダだけにしてみたり。でも、一時的に痩せることはあってもリバウンドをしたり、むしろ元より太るような結果になってしまいました。

「運動は嫌いだけど、ちゃんと動かないといけない…」とやっと気づきましたが、ジムに行くのは学生の僕にとっては費用がかかりすぎる、ランニングはあまり好きじゃない…という壁にぶち当たりました。

 そこで僕は、自分なりに身体作りのための勉強を始めました。身体作りの論文や情報を読み漁り、カナダの留学先ではさまざまなトレーニングを体験し、自分に合う身体の動かし方や食生活の大切さを学びました。

 するとこれまでの苦労が嘘のように身体が引き締まっていったのです。

 やったことはこの2つです。

 継続しやすく、自宅でできる簡単なプロセスの筋トレとゆるめの糖質制限の食生活です。

 トレーニングのプロセスが難しいとやり方を間違ってしまったり、モチベーションが下がったりして継続しにくいですが、簡単なものなら、初心者でもやりやすく続けやすいです。

 食生活も同様で、いきなり厳しくするのではなく、ゆるめにしておくことで挫折しにくくなります。大切なことはあきらめずに続けていくことです。

 かっこいい身体を手に入れた僕は、以前よりよく眠れるようになり、仕事のパフォーマンスも上がり、健康体になり、生活の質が向上したと思っています。

 筋トレはやれば、必ず自分に返ってきます! 運動嫌いの僕ができたのですから、きっと皆さんも変わることができます!

 本書では「誰もが今日から実践できる」ことをコンセプトに、トレーニングの方法や食事の摂り方についてわかりやすく解説します。

 ジムに行かなくてもできて、ダンベルなど道具の必要なく、自分の身体とこの本だけでOKの筋トレです!

 ぜひ本書の内容を参考に、身体作りの素晴らしさを体感してください!


腹筋を鍛える

基本の運動にプラスα!
バンザイクランチ

いわゆる基本的な腹筋運動ですが、腕の動きをプラスすることで、腹筋全体を鍛えることができます。腕を伸ばして、ゆっくりした動きでやるのがポイント!

10回×3セット

1 仰向けになる


床に仰向けで寝転がります。膝を曲げ、両腕は頭の上にまっすぐ伸ばして揃えます。

2 持ち上げる


両腕を伸ばしたまま息を吐きながら身体をゆっくり持ち上げます。腹筋に力が入っていることを意識して行いましょう。

3 下ろす


息を吸いながら身体を下ろします。この時も腕はまっすぐ伸ばしたままです。

4 戻る


腹筋を意識しながら最初の体勢に戻ります。これを10回繰り返します。

Point
腹筋に効くだけでなく、腕を伸ばすことで、身体もしっかり伸びるので、運動不足の人にもおすすめです。初心者は普通の腹筋でもOK!

<第2回に続く>