フランス式ナチュラル・エイジング! いい歳の刻み方とは?『大人の恋愛ライフ』⑯

恋愛・結婚

更新日:2020/8/3

パリ在住経験からのおしゃれアドバイスで著名なイラストレーター、米澤よう子さんが恋活をスタートさせました。アラフォー以上の女性が「ときめき」をカムバックさせた体験を、本音トークでお届けします。

『大人の恋愛ライフ ときめき再デビュー』(米澤よう子/KADOKAWA)

 1966年、カンヌ映画祭最高賞を受賞し大喝采された『男と女』。その続々編、53年後の物語『男と女 人生最良の日々』の主演は同じアヌーク・エーメ。66年当時、34歳のアヌークの端正な顔とスマートな体は、息をのむほど。80代後半になった彼女に同じを望むのは酷でしょう…。(場所をパリに移して想像するに)そんなことを言おうものなら、「そうね。だけど、昔と今を比べるなんてエレガントじゃないわね」なんて、パリのマダムに言われそう!

 今、目の前の彼女に注目すると、アヌークの刻まれたシワは、安らかで穏やかな表情への「補助線」になっています。「イイ顔になってきたでしょう?」そう言わんばかりの生き生きとした表情がスクリーンいっぱいに広がります。「ひとりの女」の計り知れない人生は、顔のシワやふくよかになった体で語られもします。

 私たちもナチュラルなイイシワを刻み、イイお肉をつけて、老年期を過ごしたいものですよね。そう、恋愛も現役で!

<第17回に続く>