ちょっとしたミスが損害につながる/SE女子の日常

ビジネス

公開日:2020/8/19

 システムエンジニア(SE)の現場では、ちょっとのミスが重大な損害を引き起こします。それは、新人であっても同様。元SEの漫画家・ぞえさんが当時の失敗談を語ってくれました。

 

ちょっとしたミスが損害につながる/SE女子の日常

 入社後の研修も終わり、事業所に配属されたばかりの仕事でやらかしたことがあります。

 携帯電話のIMEI(端末が持つ固有の識別番号)を取得する処理の実装を任されたのですが、そのIMEIを取得する処理が、従来の処理では正常に動作しなくなっていたのです。

advertisement

 今まで担当していた人ならすぐに間違いに気づく内容だったのですが、「IMEIとは何ぞや?」レベルの知識しか持たない当時の私はその間違いに気づかず、「動作確認終わりました!」と報告してツールを納品し、その後、取引先の係長にこってり叱られる事態に……。

ちょっとしたミスが損害につながる/SE女子の日常
絵:ぞえ

 

 10年ほど前の出来事ですが、いまだにトラウマです。

 1行のミスで自分のチームだけでなく、他のチームにも影響が出てしまうシステムエンジニアの仕事。新人のころは小さいことでも確認しないと……と感じた失敗でした。

ぞえ

【こちらも読みたい】▶思わぬことで仕事が中断される/SE女子の日常

ぞえ

週3勤務でシステムエンジニア、残りは漫画家・イラストレーターとして働いていた元・パラレルワーカー。2019年1月よりフリーランスに。体力がなく、疲れやすい自分でも好きなことをするための方法を探求している。2020年4月に『SE女子の日常』(ふりにちブックス)を刊行。

Blog:「ふりにち」